ワイモバイル(Y!mobile)は、Android Oneというスマホを購入できるのが特徴のひとつです。
そこで気になるのが、
・そもそもAndroid Oneとは何か?
・他のAndroidスマホとの違いは?
・ワイモバイルでAndroid Oneを選ぶメリットは?
・結局のところ、Android Oneは買いなのか?
といったことです。
この記事では、ワイモバイルで購入できるAndroid Oneの特徴やメリット、選び方のポイントについて解説していきます。
Android OneはGoogle仕様のスマホ
Android Oneは、Googleのサービスをシンプルに使いやすくしたスマホです。
そもそも、AndroidはGoogleが開発しているOSですが、オープンソースとして提供されているため、Androidを搭載したスマホ(Androidスマホ)は様々なメーカーによって製造されています。
それぞれのAndroidスマホは、各メーカーやキャリアによってカスタマイズが行われているので、ホームアプリのUI (ユーザーインターフェイス)や標準搭載されているアプリには違いがあります。
要するに、一口にAndroidスマホといっても、メーカーによってバラバラであるということです。
Android Oneは、Androidオリジナルのインターフェイスを搭載し、必要最低限のアプリだけを標準搭載したスマホ。メーカーによるバラつきを抑えているのが特徴です。
Nexus/Pixelシリーズとは異なる
なお、Android Oneは「Google製のスマホ」というわけではありません。
Googleがハードウェアの開発も手がけているAndroidスマホには、Nexusシリーズ、Pixelシリーズがありますが、Android Oneはこれらとは位置付けが異なります。
Android Oneは一定の条件を満たす必要はあるものの、メーカー独自の機能を加えることも許されています。
たとえば、ワイモバイルのAndroid Oneでは、防水・防塵やおサイフケータイといった日本向けの機能が搭載されています。
OSバージョンアップとセキュリティアップデートを保証
Android Oneの特徴であり、メリットでもあるのがOSのバージョンアップとセキュリティアップデートが保証されていることです。
具体的には、発売から24ヶ月間に最低1回のOSのバージョンアップを実施。また、発売から3年間はセキュリティアップデートが毎月提供されます。
Androidスマホは、前述したメーカーやキャリアによるカスタマイズが要因で、OSのバージョンアップがなかなか実施されないことがあります。
最新OSの2世代以上前のOSが使われているケースもあり、古いOSはセキュリティリスクにつながるので問題です。
Android Oneは最低1回のOSバージョンアップが保証されていて、即時ではないものの、比較的早い時期にバージョンアップを実施可能。
また、セキュリティアップデートも毎月提供されるため、最低でも3年程度は安全に使い続けられる端末となっています。
スマホ選びでセキュリティを重視する人には、Android Oneがおすすめできます。
Android Oneを購入するメリットは選びやすさと価格
ワイモバイルのスマホの中でAndroid Oneを買うメリットは、選びやすさと価格の2つです。
ワイモバイルのAndroid Oneには、高性能なAndroid One Xシリーズ、性能はそこそこで低価格のAndroid One Sシリーズがあります。
そのため、高性能か低価格のどちらが良いかを決めれば、スマホ選びで悩むことはありません。あとは、発売時期から最適なものを選べば良いでしょう。
各機種の価格と発売時期は以下の通りです。
機種名 | メーカー | スマホプラン | 本体価格 | 実質負担額 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|---|
Android One X3 | 京セラ | S | 62,900円 | 29,300円 | 2018年1月 |
M・L | 17,300円 | ||||
Android One X2 | HTC | S | 62,900円 | 29,300円 | 2017年12月 |
M・L | 17,300円 | ||||
Android One X1 | シャープ | S | 58,100円 | 24,500円 | 2017年6月 |
M・L | 12,500円 | ||||
Android One S4 | 京セラ | S | 46,100円 | 12,500円 | 2018年2月(予定) |
M・L | 500円 | ||||
Android One S3 | シャープ | S | 46,100円 | 12,500円 | 2018年1月 |
M・L | 500円 | ||||
Android One S2 | 京セラ | S・M・L | 29,300円 | 500円 | 2017年3月 |
Android One S1 | シャープ | S・M・L | 29,300円 | 500円 | 2017年2月 |
ワイモバイルのスマホプランでは、端末代割引の「月額割引」によって、スマホの実質負担額を下げられます。
ただし、データ容量が小さいスマホプランSは、M・Lより割引額が少なくなり、実質負担額が高くなることがあります。
以下で、最新機種2つの特徴と本体価格を詳しく確認してみます。
Android One最新機種の特徴と価格
防水・おサイフ・指紋認証対応のAndroid One X3
Android One X3は、京セラ製の高性能スマホ。OSはAndroid 8.0を搭載しています。
防水・防塵・耐衝撃性能に加えて、おサイフケータイや指紋認証にも対応。赤外線通信やワンセグといったガラケーでも人気だった機能も搭載しています。
メインカメラは1,300万画素、サブカメラは800万画素。内蔵メモリは3GB、内蔵ストレージは32GBです。
本体価格は62,900円で、分割払いは頭金500円+月々2,600円×24回。月額割引が−1,900円、差し引きで月々の端末代が700円。実質負担額は17,300円(500円+700円×24回)となっています。
なお、上記はドコモ・auからの乗り換えで、スマホプランM・Lを申し込んだ場合の価格。新規契約・機種変更とソフトバンクからの乗り換えは、月額割引が減額されるので、月々の端末代が+500円になります。
また、小容量のスマホプランSで申し込む場合も、月額割引が減額され、月々の負担が+500円増えます。
Android One X3 | |
---|---|
ディスプレイ | 5.2インチ |
画面解像度 | フルHD(1920×1080) |
カメラ | メイン:約1300万画素 |
サブ:約800万画素 | |
OS | Android 8.0 |
CPU | SDM630(オクタコア)2.2GHz + 1.8GHz |
内蔵メモリ | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メモリ | microSDXC 最大256GB |
寸法 | 約72×149×8.2mm |
重量 | 約150g |
バッテリー容量 | 2,800mAh |
連続通話時間 | [3G]1550分[LTE]1400分 |
連続待受時間 | [3G]690時間[LTE]620時間[AXGP]600時間 |
最大通信速度 | 下り最大250Mbps / 上り最大37.5Mbps |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
防水 | ◯ |
防塵 | ◯ |
おサイフケータイ | ◯ |
指紋認証 | ◯ |
テザリング | ◯ |
緊急速報メール | ◯ |
本体価格 | 一括:62,900円 |
分割:500円+2,600円×24回 | |
月額割引 | 1,900円(スマホプランM・L) |
月々の端末代 | 700円 |
実質負担額 | 17,300円 |
IGZO液晶搭載で防水・防塵のAndroid One S3
Android One S3は、シャープ製の防水・防塵対応スマホ。OSはAndroid 8.0です。
高精細かつ低消費電力のIGZO液晶を搭載しているのが特徴。防水・防塵には対応していますが、おサイフケータイや指紋認証には非対応と、X3よりもスペックは劣っています。
メインカメラは1,300万画素、サブカメラは500万画素。内蔵メモリは3GB、内蔵ストレージは32GBです。
本体価格は46,100円で、分割払いは頭金500円+月々1,900円×24回。
ドコモ・auからの乗り換えでスマホプランM・Lの場合、月額割引が−1,900円なので、月々の端末代は0円。頭金の500円だけで購入できます。
スマホプランSで申し込む場合は、月額割引が−1,400円となり、月々の端末代は500円。実質負担額は12,500円となります。
なお、新規契約と機種変更、ソフトバンクからの乗り換えは、月額割引の減額によって、月々+500円の負担増です。
Android One S3 | |
---|---|
ディスプレイ | 5.0インチ |
画面解像度 | フルHD(1920×1080) |
カメラ | メイン:約1310万画素 |
サブ:約500万画素 | |
OS | Android 8.0 |
CPU | MSM8937(オクタコア)1.4GHz+1.1GHz |
内蔵メモリ | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メモリ | microSDXC 最大256GB |
寸法 | 約71×144×8.5mm |
重量 | 約143g |
バッテリー容量 | 2,700mAh |
連続通話時間 | [3G]1190分[LTE]1310分 |
連続待受時間 | [3G]約740時間[LTE]約605時間[AXGP]約590時間 |
最大通信速度 | 下り最大112.5Mbps / 上り最大37.5Mbps |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
防水 | ◯ |
防塵 | ◯ |
おサイフケータイ | × |
指紋認証 | × |
テザリング | ◯ |
緊急速報メール | ◯ |
本体価格 | 一括:46,100円 |
分割:500円+1,900円×24回 | |
月額割引 | 1,900円(スマホプランM・L) |
月々の端末代 | 0円 |
実質負担額 | 500円 |
UIが同じなので機種変更がしやすい
前述の通り、Android OneはAndroidオリジナルのインターフェースを搭載しているので、メーカーが異なっていても見た目が同じで、使い勝手がほとんど変わりません。
そのため、次回もAndroid Oneに機種変更すれば、たとえ別のメーカーの端末でも違和感なく移行できるでしょう。
機種変更するたびに操作方法で悩むことがないのも、Android Oneのもう一つのメリットといえます。
まとめ
Android Oneは、必要最低限のアプリだけを標準搭載したGoogle仕様のAndroidスマホ。
余計なアプリが搭載されていないので、OSのバージョンアップが早く、24ヶ月間で最低1回のバージョンアップが保証されているのが特徴です。
さらに、セキュリティアップデートが毎月提供され、セキュリティ面でも安心できます。
ワイモバイルのAndroid Oneは、高性能なXシリーズ、低価格なSシリーズの2種類だけなので、選び方が簡単。Sシリーズなら実質500円で購入することも可能です。
ワイモバイルで、セキュリティが高い最新スマホに乗り換えたい人、iPhone以外のスマホを購入したい人なら、Android Oneを選んでおけば間違いないでしょう。
公式サイトはこちら>> ワイモバイル
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