UQモバイルからAndroidスマホの新製品「HUAWEI nova 2」(ファーウェイ製)が2018年1月26日に発売されました。
大手キャリアからUQモバイルへの乗り換えを検討していて、nova 2が気になっている人も多いと思います。
今回、nova 2を早速入手したので、使用感を交えつつ特徴を解説していきます。
結論からいえば、iPhone 6 / 6sなどの古いiPhoneを使っている人に、nova 2は特におすすめできます。
以下で詳しく述べていくので、最後まで読んで参考にしてください。
4.7インチiPhoneとほぼ同じサイズで画面が大きい
スマホの大きさを把握する上で、わかりやすい基準がiPhoneです。
ディスプレイが4.7インチのiPhone 6〜iPhone 8までは、ほぼ同じサイズ。しかも日本では、iPhoneのシェアが非常に大きいので、スマホで最もなじみのあるサイズだといえます。
一方、Androidスマホはディスプレイが5インチ以上のものが多く、iPhoneと比べると本体サイズも大きくなる傾向があります。
そろそろiPhoneからAndroidスマホに乗り換えたいと思っていても、大きくて持ちにくそうだと避けていた人もいるかもしれません。
nova 2もディスプレイが5インチで、iPhone 6 / 6sなどの4.7インチよりも大画面になっています。
しかし、本体サイズはiPhone 6 / 6sとほとんど変わりません。
HUAWEI nova 2 | iPhone 6 | iPhone 6s | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 5.0インチ | 4.7インチ | 4.7インチ |
高さ | 142.2mm | 138.1mm | 138.3mm |
幅 | 68.9mm | 67.0mm | 67.1mm |
厚さ | 6.9mm | 6.9mm | 7.1mm |
重量 | 143g | 129g | 143g |
本体サイズはほぼ同等なのに、ディスプレイが大きいのがnova 2の特徴です。
その理由は、ディスプレイ両端の縁(ベゼル)をより狭くした狭額縁デザイン。
以下の写真では、ディスプレイの大きさの違いはわかりにくいですが、nova 2(左)に表示されている画像がわずかに大きいのが確認できます。

nova 2(左)とiPhone 6(右)の比較
端末の厚さもほぼ同じなので、持ちやすさはiPhone 6 / 6sと変わりません。
iPhoneの持ちやすさが気に入っている人にも、nova 2はおすすめできます。
デュアルレンズのメインカメラなどカメラ機能が充実
現在、iPhone 6 / 6sを使っているなら、カメラ機能を比べただけでも、nova 2に乗り換える価値があります。
メインカメラは広角と望遠のデュアルレンズ
nova 2のメインカメラは、1,200万画素と800万画素のデュアルレンズ。
広角レンズと望遠レンズを組み合わせていて、被写体の周囲をボカしてプロっぽく撮影するのも簡単です。
また、撮影画面の右側にある「1.0×」をタップすれば、すぐさま2倍ズームで撮影することが可能。デュアルレンズにより、ズームしても画質の劣化を抑えることができます。
サブカメラは高精細2,000万画素
さらに、自撮り用のサブカメラは2,000万画素と高精細。
暗い場所でも明るく撮影できるほか、「パーフェクトセルフィー」機能で顔の輪郭や肌質、目の大きさなどを自動補正することも可能です。
また、自撮りの際には、後述する端末背面の指紋センサーをタッチするだけで撮影可能。シャッターボタンをタッチするために、無理に指を伸ばすといったことも不要になります。
さらに、「チーズ!」という音声や笑顔検出によって、タッチせずにシャッターを切ることもでき、様々な自撮りを楽しめます。
iPhone 6 / 6sとのカメラ性能比較
nova 2とiPhone 6 / 6sのカメラ性能を比べると、その差は歴然です。
HUAWEI nova 2 | iPhone 6 | iPhone 6s | |
---|---|---|---|
メインカメラ | 1,200万画素 +800万画素 | 800万画素 | 1,200万画素 |
サブカメラ | 2,000万画素 | 120万画素 | 500万画素 |
風景や料理をきれいに撮影したり、友人や家族との自撮りを楽しみたいなら、nova 2に乗り換えない理由はありません。
認識精度が高く便利な指紋センサー
nova 2は本体背面に指紋センサーを搭載しています。
ファーウェイは比較的古くから指紋センサーをスマホに搭載しているメーカーであり、認識精度の高さや認識のスピードには定評があります。
iPhone 6 / 6sで指紋認証の便利さを実感し、次のスマホでも指紋認証を使いたいと思っている人にも、nova 2はおすすめできます。
ホームボタンに指紋認証センサーがあるiPhoneとの違い
iPhoneの場合、指紋認証で画面ロックを解除するには、まずホームボタンを押し込んでディスプレイを点灯し、そのまま指紋センサーに指を置いておく必要があります。
しかし、nova 2なら指紋センサーに指を触れるだけで、瞬時にディスプレイを点灯しつつ、画面ロックを解除することが可能です。
しかも、指紋センサーが本体背面にあるので、スマホを手に取った際にスムーズな流れで指紋センサーにタッチすることできます。
iPhoneのようにホームボタンに指紋センサーがある場合、両手で持ったり、持ち方を変えなければ、指紋センサーにタッチできないという人もいるでしょう。nova 2では、そんな不便を感じることもありません。
カメラ・電話・アプリロックに指紋センサーを使える
さらに、nova 2の指紋センサーは画面ロックの解除以外にも、様々な用途に使えます。
前述の通り、カメラの撮影では指紋センサーでシャッターを切れるほか、通話着信時には指紋センサーにタッチするだけで電話に出ることが可能。
また、特定のアプリを指紋認証でロックすることもできます。LINEやメールなどのアプリが他人に起動されてしまうのを防げるので、プライバシーの保護にも役立つでしょう。
スマホを安全かつ快適に使いたい人なら、nova 2を選べば間違いありません。
nova 2の端末代は実質100円に
UQモバイルでのnova 2の端末代は月々0円、初回に加算される100円だけで購入できます。
なお、上記は「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」で端末代割引の「マンスリー割」を適用した場合の料金。
内訳は、本体価格が28,900円(月々1,200円×24回+初回100円)ですが、マンスリー割が−1,200円×24回なので、差し引きで月々0円。実質負担額は初回の100円だけです。
プランS | プランM | プランL | ||
---|---|---|---|---|
nova 2 本体価格 | 月々1200円×24回+100円 (総額28,900円) | |||
マンスリー割 | 月々−700円×24回 | |||
実質負担額 | 月々500円×24回+100円 (総額12,100円) | |||
データ容量 | 1GB (2年間は2GB) | 3GB (2年間は6GB) | 7GB (2年間は14GB) | |
月額料金 | 1年目 | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
2年目以降 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | |
おしゃべりプラン | 国内通話 5分かけ放題 | |||
ぴったりプラン | 無料通話 60分 | 無料通話 120分 | 無料通話 180分 |
おしゃべりプラン・ぴったりプランは、5分かけ放題または無料通話が付いた通話代込みのプラン。データ容量別にプランS・M・Lという3つのコースがあり、標準的なプランMなら月額2,980円(2年目以降は月額3,980円)です。
参考>> UQモバイルのおしゃべりプラン・ぴったりプランを解説
おしゃべりプラン・ぴったりプランで注意すべきなのは、マンスリー割が利用できる代わりに、2年契約(2年縛り)であるという点。途中解約の場合は違約金9,500円が発生します。
UQモバイルには、2年縛りのない「データ高速プラン」「データ無制限プラン」もありますが、マンスリー割の対象外なので、割引価格でnova 2を購入することはできません。
nova 2を購入するなら、おしゃべりプラン・ぴったりプランを選ぶべきです。
nova 2は小容量のプランSでもお得
前述の通り、おしゃべりプラン・ぴったりプランにはS・M・Lという3つのコースがありますが、UQモバイルの端末では、小容量のプランSだとマンスリー割の割引額が少なくなることが多いです。
しかしnova 2に関しては、プランS・M・Lでマンスリー割の割引額に違いがありません。どのコースを選んでも、実質負担額は100円。
そのためnova 2は、小容量のプランSで使いたい人にもおすすめできる端末だといえます。
iPhoneから違和感なく乗り換えられるか
今までiPhoneしか使ったことがない人なら、Androidスマホであるnova 2に違和感なく乗り換えられるかどうかが気になるかもしれません。
iOSによく似た「EMUI」というインターフェイス
iPhone(iOS)とAndroidはOSが異なるので、操作方法などにも多少の違いがあります。
しかし、nova 2はファーウェイ独自の「EMUI」というユーザーインターフェイス(UI)を採用しています。EMUIはiOSによく似たインターフェイスであるのが特徴です。
たとえば、Androidスマホで一般的なドロワーと呼ばれるアプリ一覧はnova 2にはありません。インストールしたアプリはホーム画面に自動的に追加され、ホーム画面だけでアプリを管理することが可能です。
インストールしたアプリがどこに追加されたか分からないといったことも起こらないので、iPhoneからでも比較的違和感なく乗り換えられるはずです。
iPhoneからデータを移行することも可能
また、OSは異なりますが、一部のデータはiPhoneからnova 2に移行することが可能です。
iPhoneから移行できるデータは画像・動画、カレンダー、連絡先の3種類。方法は2通りあります。
ひとつは「Google Drive」アプリを使うAndroid標準の方法。もう一つは、ファーウェイの「Phone Clone」というアプリを使う方法です。
移行可能なデータは同じなので、どちらかといえばGoogle Driveを使うやり方が簡単でおすすめです。
nova 2のダメなところ
日本語入力がイマイチ
nova 2のダメなところを挙げるとすると、日本語入力が微妙です。
標準搭載されているキーボードアプリは「iWnn IME」というものですが、入力にもたつきがあり、予測変換の精度も優れているとはいえません。

nova 2標準のキーボードアプリ「iWnn IME」
とはいえ、標準のキーボードアプリが使いにくければ、別のキーボードアプリをインストールすればいいだけ。
Androidの無料のキーボードアプリとしては、「Google日本語入力」や「Simeji」が優れています。これらをインストールすれば、nova 2の日本語入力を改善できるでしょう。

「Google日本語入力」などをインストールすれば、日本語入力環境を改善できる
おサイフケータイ・防水には非対応
iPhone6 / 6sを使っている人なら、あまり気にならないかもしれませんが、nova 2はモバイルSuicaなどのおサイフケータイ機能には対応していません。
また、防水・防塵にも非対応。おサイフケータイや防水に対応するスマホを使いたいなら、nova 2を選んではいけません。
なお、おサイフケータイや防水・防塵に対応するスマホをUQモバイルで購入するなら、シャープの「AQUOS sense」がおすすめです。
まとめ
UQモバイルから発売されたHUAWEI nova 2は、コンパクトながら大画面で高性能なAndroidスマホです。
本体サイズはiPhone 6 / 6sとほぼ同等ながら、5インチの大きいディスプレイを搭載。持ちやすさは変わらず、大画面で動画や写真を楽しめます。
また、ディアルレンズのメインカメラ、2,000万画素のサブカメラと高性能なカメラ機能も特徴。本体背面の指紋センサーは画面ロックの解除のほかにも、カメラの撮影や着信の受話にも使えて便利です。
UQモバイルでのnova 2の実質負担額は100円。最新のiPhoneと比べれば圧倒的に安いので、「古いiPhoneからそろそろ買い替えたい。でも高額な端末代はうんざり」という人に特におすすめできます。
なお、UQモバイルに当サイトから申し込むと、現金キャッシュバックがもらえるキャンペーンが実施されています。おしゃべりプラン・ぴったりプランなら最大1万円がキャッシュバック。
nova 2を実質無料以下で入手できるチャンスとなっています。
詳細記事>> 【当サイト限定】UQモバイルの現金最大18,000円キャッシュバック
大手キャリアからUQモバイルに移行して料金を節約しつつ、格安で高性能なnova 2に乗り換えてみてはいかがでしょうか。
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