「U-mobileが気になっているけれど、プランが多すぎて、どれを選べば良いか分からない」と思っている人もいるかもしれません。
とはいえ、U-mobileは、普段通信はあまりしないけど通話時間は長い人などにとっては、節約効果が高いサービスです。活用すれば、毎月の維持費を安く抑えて家計を助けてくれること間違いないでしょう。
今回は、U-mobileのオリジナルかつ通常のプランである「U-mobile」について、わかりやすく説明していきます。
U-mobile(ユーモバイル)
U-mobileは、あまりスマホを使わないという人向けのプランもある格安SIMサービスです。2段階定額制の「ダブルフィックス」プランなら、音声通話対応SIMでも月額1,480~円と低価格で運用可能。Wi-Fiスポットを無料で利用できたり、10円/30秒で通話可能だったりと、お得なサービスも揃っています。
U-mobileはUSENに縁のある会社が提供するサービス
U-mobileは、有線放送で大手のUSENから独立したU-NEXTが運営している格安SIMサービスです。社名と同じ名前の動画配信サービスU-NEXTも提供している会社なので、このサービスは知っている、使ったことがある、という人もいるかもしれません。
通信にはドコモのLTE/3G回線を採用し、全国どこに住んでいても気にすることなく使えます。
プランに関しては、通常プランのほかにも、「U-mobile SUPER / PREMIUM / MAX 25GB」といったユニークかつ実用的なものがラインナップされています。この記事では通常プランとオプションについて、順番に説明します。
ダブルフィックスプランやLTE使い放題プランでお得に運用
U-mobileの料金プランの概要は、以下のようになっています。
データ容量/月 | データ専用SIM | SMS対応SIM | 音声通話対応SIM |
---|---|---|---|
1GB | 790円 | 940円 | プランなし |
3GB | プランなし | プランなし | 1,580円 |
5GB | 1,480円 | 1,630円 | 1,980円 |
ダブルフィックス (~3GB) | 1GB以下:680円 1GB超:900円 | 1GB以下:830円 1GB超:1,050円 | 1GB以下:1,480円 1GB超:1,780円 |
LTE使い放題 | 2,480円 | 2,630円 | 2,980円 |
LTE使い放題2 | プランなし | プランなし | 2,730円 |
U-mobileのデータ容量別のプランは、1/3/5GBを用意していますが、データ専用・SMS対応SIMでは3GB、音声通話対応SIMでは1GBのプランは選べません。
「データ専用SIMにしたいけど、3GBくらいのプランがほしい」
「音声通話対応SIMを検討しているが、そんなに通信しないのでデータ容量は1GBくらいで十分」
という場合は、「ダブルフィックス」プランがオススメ。1ヶ月のデータ通信量が1GBまでと1GBを超えた時とで料金が変わる、二段階定額のプランです。データ容量の上限は3GBと多めで、一般的な使い方なら問題ないでしょう。
月によってはほとんど通信しないなど、データ通信量にばらつきがある人にもぴったりです。料金はデータ専用SIMの場合、データ通信量1GB以下なら680円、1GBを超えたら900円とリーズナブル。
そのほかにも、5GB以上使うことが多いなら、「LTE使い放題」プランや、最低利用期間が12ヶ月(通常は6ヶ月)の代わりに「LTE使い放題」より月額250円安い「LTE使い放題2」も選択肢に入れてもいいかもしれません。
LTE使い放題プランはその名の通り、データ容量に上限がない、高速通信し放題のプラン。
気を付けたいポイントは、ほかのプランと同様に速度制限は設けられていること。具体的な期間やデータ通信量は明らかにされていませんが、短期間での大容量データの送受信を行うと、一時的に速度制限が発生するとしています。
動画視聴などで通信制限がかかる可能性もあるので、重めの通信を思う存分楽しみたい、という目的よりは、外で何かと通信する機会が多い、という人に向いているプランと言えます。
高速通信を思う存分楽しみたい、という人には「U-mobile MAX 25GB」「U-mobile PREMIUM」も比べて検討してみたいところ。
なお、前もってU-mobileの速度やつながりやすさを試したい人は、トライアルサービスやプリペイド型SIMを使ってみてはいかがでしょうか。詳細は別記事にて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
豊富なオプションで安心・快適にスマホ利用
U-mobileでは、さまざまな使い道にあったオプションを多数展開しているのも魅力の1つ。たとえば、「ちょくちょく電話をするから通話料が気になる」と思ったら、U-CALLと「でんわパック 60」がうってつけ。
U-CALLは、専用の通話アプリを利用することで、国内通話が10円/30秒と格安になるサービスです。月額利用料はかからずアプリも無料なので、通話はめったにしないという人にも節約効果が確実に表れます。
でんわパック 60はU-CALLアプリ用のオプションで、月額800円で最大60分通話が可能になるという内容。U-CALLを使うと60分の通話で1,200円かかるため、400円お得になります。仕事で、プライベートで毎月1時間以上は通話することが多いなら、ぜひ入っておきたいオプションです。
また、スマートフォンなどのデバイスを落とした時の大きな出費に備えるなら、月額500円の「端末保証お見舞金サービス(U)」が活躍します。
スマートフォンが故障・盗難・紛失するといった事態に見舞われた時、修理・交換費用などとして最大5万円保証してくれます。U-mobile以外で買ったデバイスでも保証してくれるので、導入のしやすさもメリットです。
保証金額は、スマートフォンの一部破損、故障だと一律1万円、紛失、盗難、全損などの状態だと5万円です。使い放題というわけではなく、保証の利用回数は1年で2回、保証金額は年間で5万円と制限がある点には注意。
スマートフォンは持ち歩く機会が多く、どうしても落としたり失くしてしまうリスクが高くなりがち。高価なスマホを使っている人ほど、入っておいて損はないサービスです。
ウイルスやスパイウェアの対策に月額350円のセキュリティサービスを利用するのもアリですし、操作方法に不安があるなら、スマホを遠隔操作して教えてくれる「遠隔サポートサービス(U)」(月額500円)の加入も検討してみましょう。
82,000ヶ所以上のカフェやコンビニなどの公衆無線Wi-Fiサービスが使える「U-NEXT Wi-Fi」も無料提供しているのもポイント。Androidのスマホなら専用アプリを、iPhoneなら専用の設定をダウンロードするだけと、簡単に使えます。データ容量の節約にもつながるので、ぜひ活用したいサービスです。
ほかにも、USENが提供する音楽聴き放題アプリ「スマホでUSEN」(月額490円)など役立つオプションが多いので、自分の用途や生活に合うものを選べば、安価でも快適にスマートフォンを使いこなせます。
スマホとのセット購入もOK
U-mobileではSIMカードだけでなく、計7機種(2017年2月時点)のスマートフォンとSIMカードをセットで販売しています。
ラインナップは約2万円という安さながらも性能はしっかりしたASUSのZenFone GOや、ポップなデザインが魅力的なHTCのDesire 626など。ビジネス利用に向いたWindows 10 Mobile搭載のNuAns NEOという珍しいスマホも購入できる点はユニークです。
スマホの支払方法は、一括購入以外にも、一部スマホ(2017年2月ではNuAns NEOとAscend G6)に限っては割賦購入が可能。割賦購入する場合は、利用開始月に割賦販売手数料としてスマホ本体代の15%が別途かかります。できれば一括で買ってしまいところですが、ちょっと予算が足りないという時は割賦購入を検討するのもアリでしょう。
なお、富士通のarrows M02が公式WEBサイト上で並んでいますが、実際は販売が終了し、購入できなくなっています。
3つのオススメポイント
- ダブルフィックスプランでお得に運用
- オプション活用で快適にスマホ利用
- スマホとセット購入もOK
U-mobileは、多彩なプランとオプションを提供しているサービスです。プランはデータ容量別のスタンダードなプランのほか、1ヶ月のデータ通信量が1GBまでと1GBを超えた時とで料金が変わる、二段階定額のダブルフィックスプランなどもあります。
スマホの用途がLINEやゲームなどで、毎月のデータ通信量に変化があまりないなら容量が決まったプランがオススメ。
また、LINEやWEBブラウジング、メールのチェックといったデータ通信量が少ない使い方がメイン、またはオンラインゲームで遊んだりPCとテザリングして通信する日があり、データ通信量が上下するならダブルフィックスプランがぴったり。
ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアを使っていると、毎月平均6,000~7,000円程度かかるものですが、音声通話対応SIMでダブルフィックスプランを選んでも、音声通話をまったくしないなら1,480円に抑えられます。
10円/30秒と安く通話できる無料サービスU-CALLも提供されているので、30分ほど音声通話をしても約2000円以下で運用可能。
スマホが故障、全損した時に最大5万円を受け取れる保証サービスが月額500円なので、30分の音声通話とこれを付けても毎月2,430円。キャリア利用時で毎月7,000円かかっていた人なら、約4,500円ほど浮くことになります。それだけ節約できれば、趣味に使ったり旅行の資金として貯金したりと、今までやれなかったことが実現できそうです。
リーズナブルなプランにキャリア並みに豊富なオプションにより、「安く、でもキャリアの時より使い勝手が悪くなるのはイヤ」といった不安を解消してくれるサービスだと言えます。
U-mobileの申し込み方法
U-mobileは、公式WEBサイトやショッピングサイトだけでなく、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの家電量販店、U-NEXT運営のU-NEXTストアといった実店舗でも申し込めます。
実店舗では新規契約やMNP(携帯電話番号ポータビリティ)での申し込みが可能で、申し込んだその日のうちに契約が完了、その場でSIMカードも受け取ることができます。
U-mobileのWEBサイトでは対応店舗一覧が公開されています。対象店舗が近所にあるかどうか調べてみましょう。
一方、Amazonや家電量販店などのショッピングサイト、U-mobileの公式WEBサイトを利用すると、実店舗まで行かずとも、自宅から申し込みできます。
ショッピングサイトでは、契約事務手数料を兼ねたパッケージを扱っており、安くパッケージを売っているサイトでは、お得に申し込めるのはメリット。
ただ、パッケージが自宅に届くまで待つ必要があることと、U-mobile公式WEBサイトからパッケージを使って契約を結ぶ手間がかかるのは少々難点。
「パッケージ購入だと手順が増えて面倒。でも自宅で申し込みたい」という場合は、U-mobileの公式WEBサイトを利用してみてはいかがでしょうか。
申し込みは一度で終わり、あとはSIMカードが届くのを待つだけ。待っている間は、家事や勉強、映画鑑賞など好きなことをして過ごせます。それだけの労力で、スマホの料金を安くできるなら、試してみない手はないですよね?
詳しくは公式WEBサイトを確認してみてください。
公式サイトを見てみる>> U-mobile
サービス概要
初期費用 | |
---|---|
登録事務手数料 | 3,000円 |
SIM発行手数料 | 394円 |
データ通信 | |
通信速度 | 受信最大375Mbps 送信最大50Mbps |
通信速度制限 | 短期間での大容量データの送受信した場合に制限 通信速度:200kbps |
データの繰り越し | なし |
追加チャージ料金 | 100MB/300円 500MB/500円 1GB/800円 |
SMS送受信料 | 国内送信:3円/通 海外へ送信:100円/通(不課税) 受信:無料 |
音声通話 | |
音声通話(国内) | 通常:20円/30秒 |
格安通話(国内) | U-CALL 10円/30秒 |
格安通話パック | でんわパック 60 (60分間の通話定額) 800円/月 |
留守番電話 | 300円/月 |
キャッチホン | 200円/月 |
転送電話 | 月額料0円 |
その他オプション | |
公衆無線LAN | U-NEXT Wi-Fi 月額料0円 |
端末保証 | 端末保証お見舞金サービス(U) 500円/月 |
遠隔サポート | 500円/月 |
セキュリティ | PC+Androidセキュリティ 350円/月 |
音楽配信サービス | スマホでUSEN 490円/月 |
各種手数料など | |
SIMカードサイズ変更 | 3,000円 |
MNP予約番号発行手数料 | 3,000円 |
解約違約金 | LTE使い放題2以外の音声通話対応SIM: 6,000円 LTE使い放題2: 9,500円/6ヶ月以内 3,000円/12ヶ月以内 |
最低利用期間と料金支払方法 | |
最低利用期間 | 6ヶ月:音声通話対応SIM(LTE使い放題2だと12ヶ月) なし:データ専用SIM、SMS対応SIM |
料金支払方法 | クレジットカード |
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