ツタヤの店頭で「TONE(トーン)」という格安スマホを扱っているのを見かけたことはないでしょうか。
TONEは家族、特に親子で一緒に使うのに適した格安スマホサービスです。
「子どもはスマホを欲しがっているけど、スマホにハマって勉強などがおろそかになっても困る」
「何台も新しいスマホを持っていたら、毎月の料金がかさみそう」
そう思う親御さんも多いでしょう。しかし、TONEなら1台あたり月額1,000円から運用可能。複数台持ちでも、キャリアほどの負担はかかりません。
料金プランは1種類、スマホも1種類だけと、非常にシンプルでわかりやすい仕組みも魅力的。
子どもが夜遅くまでスマホを使うことを防いだり、今どこで子どもが遊んでいるのかを知る機能などもあるので、子どもに持たせても安心です。
そんな特徴を持つTONEの詳細を、これから順を追って紹介していきます。
TONE(トーン)
TONE(トーン)は、スマホ本体と回線がセットになった格安スマホサービス。料金プランは月額1,000円の1種類だけと、とてもシンプル。子供のスマホの位置情報を保護者が確認したり、有害サイトへのアクセスをブロックするフィルタリング機能も利用できるので、これからスマホデビューのお子さんにも最適です!
スマホとドコモ回線をセットで販売するTONE
TONEは、ツタヤを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブと、通信事業者のフリービットの合併会社、トーンモバイルが運営している格安スマホのサービスです。
サービス内容は、SIMだけでなくスマホもセットで提供している点を特徴とし、SIMのみの販売はしていません。
回線はドコモのLTE/3G回線を利用。日本全国どこでもつながりやすくなっています。
また、取り扱っているスマホは1種類、料金プランは月額1,000円の1つだけとわかりやすく、「プランが煩雑で理解できない」なんてこともありません。
それでは、料金プランや取り扱うスマホの詳細を説明していきましょう。
シンプルな料金プランと豊富なオプション
さきほどの説明の通り、TONEは月額1,000円のプランだけ。表にまとめると、以下のようになります。
スマホ代金 (TONE m15) | 基本料金 (データ専用SIM) | SMS対応SIM | 音声通話対応SIM |
---|---|---|---|
29,800円 | 1,000円 | 1,100円 | 1,953円 |
この料金の中には、インターネット回線を使って格安で通話できるIP電話サービスも含まれています。TONEのユーザー同士なら通話料は無料になるので、親子、夫婦で持っておき、連絡手段として使うのも良いでしょう。
なお、SMS対応SIMなら月額に+100円、音声通話対応SIMなら+953円追加されます。
支払いでTポイントも貯まる
表からもわかる通り、TONEの料金プランはシンプルかつリーズナブル。しかも、スマホ本体の代金やプラン、オプション、通話料などの支払いで、200円ごとにTポイントが1ポイント貯まっていくんです。この仕組みは、ツタヤ関連会社のサービスならではと言えるでしょう。
Tポイントはツタヤはもちろん、コンビニなど幅広いシーンで使えるので、生活費の節約にもつながります。
高速通信を楽しむにはチケットを購入しよう
キャリアでは高速通信できるデータ容量が設定されていますが、TONEにはそれがなく、下り最大○○Mbpsといった高速通信ができません。
通信速度は500~600kbpsほど。「それって遅そう」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
これくらいの通信速度であれば、普段からLINEのトークやメールのやり取り、WEBで調べものなど、軽い通信は問題なく楽しめます。
動画鑑賞など重めの通信をしたい時は、高速通信用のオプション「高速チケット」を購入すればOK。最大3Mbpsほどにスピードアップし、動画がカクつくといったこともなくなるでしょう。
このチケットは、スマホにインストールされている「マイプラン設定」アプリから購入可能。データ容量1GB分の高速通信を利用できるようになります。料金も300円と安価で気軽に使いやすいのもメリット。
毎月3回までしか購入できないという制限はありますが、外で動画を見たくなった時や、大きな容量のファイルをダウンロードしたい時など、必要に応じて高速通信が可能になります。
スマホ「TONE m15」の価格は29,800円
TONEで購入できるスマホは、2017年2月時点で「TONE m15」だけ。以前は「TONE m14」というスマホもラインナップしていましたが、現在は在庫がなく、入荷も未定となっています。
TONE m15の価格は、29,800円です。TONEの申し込み時に購入することになり、「一括で買うのは厳しい」と感じたら、クレジットカードで分割支払いを検討してみてはいかがでしょうか。
TONEを扱っているツタヤの実店舗なら、クレジットカード「Tカード プラス」の加入もできます。このクレジットカードなら、分割払い手数料が無料となる特典が付いてくるので、分割払いを考えている人は、Tカード プラスを活用することも検討してみましょう。
TONE m15は29,800円と比較的安価のため高性能とはいいがたいですが、実生活でストレスなく使えるでしょう。ディスプレイの大きさは現在では主流となっている5.5インチで、1,300万画素の背面カメラも装備、バッテリー容量も大きめで3,000mAhなど、なかなかのもの。また、ジャイロセンサーを積んでいるので、ポケモンGOをはじめとするAR(拡張現実)モードも利用できます。
さらにスマホ本体の化粧箱にも秘密が。スマホがインターネットにつながらない、といった異常がみられた時に、箱に置くとスマホ内の修復用アプリが自動起動します。
設定の不備や不具合を見つけ、修復してくれるので、スマホ初心者や子どもが使っても安心できるユニークかつ親切な作りとなっています。
速度制限には注意しよう
チケットを使わない限り高速通信できないTONEではありますが、チケット使っていない、通常の状態で通信しすぎると速度制限に引っかかります。具体的には、直近3日間で300MBを超える通信を行うこと。
動画閲覧など重めの通信をしていると、超えてしまうこともありそうな条件です。高速チケットを使って高速通信している時のデータ通信量はカウントされないので、動画など重めの通信をしようと思ったら、事前に高速チケットを買っておきましょう。
子どもに持たせても安心の機能がずらり
「スマホを子どもに持たせるのはやはり抵抗がある」と考える親御さんは多いと思います。
そう考えてしまう理由は「スマホに夢中になっていつまでも使ってしまいそう」「ゲームに多額の課金をしてしまうかも」「詐欺などの危険のある不法サイトや、出会い系サイトへの閲覧・操作をしてしまうおそれがある」といった不安から来るものでしょう。
親御さんのそんな心配を解消してくれるうえ、安全な機能を盛り込んだサービスが「TONEファミリー」です。
TONEファミリーで子どものスマホを上手に制御
TONEファミリーは複数の機能がありますが、管理するスマホ側、つまり親側のスマホから子どものスマホを登録すると、子ども側のスマホを制御可能になるものが揃っています。
具体的には、指定した時間帯・曜日になると子ども用スマホにロックがかかるようにし、子どもが操作できないようにできます。これにより、深夜までスマホで遊びまくってしまう、といったことをばっちり防止。
また、「Playストア」へのアクセス制御もOK。ゲームへの課金や余計なアプリの追加を防げるようになります。
さらには子どものスマホの現在地情報を表示する、見守り機能も用意。表示回数は毎月100回までと制限はありますが、1日平均3回程度まで使えるので、頻繁に使わなければ問題ないでしょう。
設定した範囲内に子どものスマホが出入りした時、メールで自動通知する機能も。子どもが治安が悪い場所へ不用意に立ち入らないよう、対策できます。
あんしんインターネットで有害サイトへのアクセスをブロック
TONEファミリー内には、有害なWEBサイトへのアクセスをブロックするフィルタリングオプション「あんしんインターネット」も提供。
小学生・中学生・高校生向けのモードを用意しており、それぞれブロックするWEBサイトの種類や数は変わっています。小学生のモードは制限が強く、高校生のモードは緩くなっているので、子どものインターネットにおけるモラルや知識を確認しながらモードを切り替えられます。
親子ともにTONE契約すれば、TONEファミリーは無料
TONEファミリーは月額200円ですが、親もTONEに契約していれば無料で使えます。また、あんしんインターネットはTONEファミリー内の機能ではあるものの、別途申し込みが必要。こちらも親もTONEに契約していれば、月額料金が100円のところ、2017年12月までは無料に。
TONEでは2017年2月時点で、2~5台の同時契約で1契約あたり6,000円分お得になる「親子割」キャンペーンを実施しています。
内容は、契約したスマホ1台あたり、料金プランの月額料金(1,000円)を3ヶ月分と、契約事務手数料の3,000円が無料になるというもの。つまり、親子で2台持ちすれば12,000円分のお金の節約を実現できるのです。
となれば、親のメインスマホはMNPせずにそのまま運用し、親子でIP電話を使って無料で連絡したり、子どものスマホデビュー用、子どもの見守り用に2台新規契約するのがお得な活用法でしょう。
IP電話だけでなくLINEも使って連絡するならSMS対応SIM(月額100円)を利用し、スマホの故障などが心配であれば、故障・破損などしたスマホを交換できる「安心オプション」(月額500円)を付けましょう。
それらオプションを付けても、月々にかかるお金は2台で3,200円と負担は比較的軽いものとなります。また、キャンペーンの受付終了期間も設けられていないので、じっくりとTONEに入るかどうか検討できます。
IP電話のかけ放題オプションや端末保証オプションも
IP電話は、TONEに申し込むと使える通話機能です。TONE同士の通話なら無料で、国内の固定電話宛てなら3分13円、携帯電話宛てでも1分21円と割安でおしゃべり可能。
月に何度も通話するという人であれば、IP電話かけ放題オプションもオススメ。1回10分以内の国内通話であれば、月額700円の定額で何度でも通話できるので、料金を気にせず通話を楽しめます。
さらに2017年4月末日までに申し込めば、2017年12月利用分まで月額料金が500円になるキャンペーンも実施。よりお得な運用を目指すなら、期間内に申し込みたいところ。
また、TONEでは月額500円のスマホ保証サービス「安心オプション」も展開。スマホの破損や盗難時などに遭った際、1年に2回まで追加費用もなく、スマホ本体を修理・交換してくれます。「子どもにTONEのスマホを渡すのはいいけど、故障したら手痛い出費になりそう」と感じるなら、加入しておくのが吉。
安心オプションはスマホの保証以外にも、全国約63,000ヶ所以上のWi-Fiスポットを利用できるサービスもセットになっているので、外出時だけど無料で高速通信したい、といったときに活躍してくれそうです。
3つのオススメポイント
- 料金プランは1種類だけ。月額1,000円から利用可能
- 子どもに持たせるスマホに見守り機能を追加できる
- 定額のかけ放題オプションやスマホ保証サービスも
TONEはTONE m15というスマホと、ドコモ回線がセットになったサービスです。料金プランは月額1,000円の1種類とわかりやすく、格安で通話できるIP電話サービスも付いてくるのが特徴。
さらに子どものスマホ利用を制限したり、現在地もわかるといった見守り機能により、子どもを危険から守りやすい仕組みも。これならスマホを欲しがる子どもに渡してもいいかも、と思えそう。
育ち盛りの子どもがスマホを持たせると故障するリスクが高そうと心配に感じる親御さんは、スマホ保証サービスを利用してみてはいかがでしょうか。月額500円で故障したスマホ本体を修理・交換してくれるため、万が一スマホが壊れてしまっても出費を抑えられます。
さらに、2~5台の複数契約すると、1台あたり6,000円得する親子割キャンペーンも実施中。その名の通り、親子で導入しやすくなっています。
少々気を付けたいのは、音声通話対応SIMの最低利用期間が24ヶ月と、格安スマホサービスとしては長めに設けられていること。
親子や家族の間だけで使うのであれば、無理して音声SIMにせずに、IP電話を活用するのが良さそう。また、SMS対応SIMの契約が必要になりますが、LINEを使うのもいいですね。
TONEの申し込み方法
TONEは公式WEBサイトのほか、ツタヤの一部店舗で申し込みを受け付けています。WEBサイトではクレジットカード払いのみ対応ですが、ツタヤではスマホの代金は現金、毎月の料金は口座振替で支払えるようになります。
すべての店舗で申し込めるわけではないので、もしツタヤで申し込みたいと思ったら、事前に対応店舗一覧をチェックしておきましょう。
お店まで行くのが面倒なら、家に居ながらにして申し込める公式WEBサイト、もしくは電話受付を利用しましょう。
電話の場合は受付時間が10時~19時のため、思い立った時にすぐ申し込みできないことも。電話の後も確認書類にサインする手順も踏むため、時間もかかってしまう、という難点がある点には注意したいところ。
公式WEBサイトであれば、いつでもどこでも申し込める気軽さはメリット。申し込みが受理された後、最短で翌営業日に発送してくれるので、最短2日で使えるようになるのもポイントです。
TONEを使えば、格安スマホサービスならではの格安運用はもちろんのこと、子どもの成長を安全に見守るのにも役立ってくれます。詳しい情報は、公式WEBサイトで確認してみてください。
公式サイト>> 月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】
サービス概要
初期費用 | |
---|---|
契約事務手数料 | 3,000円 |
データ通信 | |
通信速度 | 通常時:500~600kbps 高速チケット使用時:最大3Mbps程度 |
通信速度制限 | 直近3日間で300MBを超えると制限 (高速通信時はカウントしない) |
追加チャージ料金 | 高速チケットオプション: 1GB/300円 |
SMS送受信料 | 国内送信:3~30円/通 海外へ送信:50~500円/通(不課税) 受信:無料 |
音声通話 | |
音声通話(国内) | 18円/30秒 |
IP電話(国内) | 月額料0円 TONE同士:無料 国内携帯電話宛:21円/分 一般加入電話宛:13円/3分 |
IP電話かけ放題 | 700円/月 1回10分以内の国内通話無料 |
留守番電話 | 350円/月 |
キャッチホン | 250円/月 |
転送電話 | 月額料0円 |
その他オプション・各種手数料など | |
端末の利用状況管理 | TONEファミリー 月額料0円 (管理者がTONEユーザーでない場合:200円/月) |
端末保証 | 安⼼オプション 500円/月 (故障スマホの修理・交換に対応。Wi-Fiスポット利用もサポート) |
SIMカード交換手数料 | 500円 |
SIMカード再発行手数料 | 1,500円 |
機種変更事務手数料 | 2,000円 |
MNP転出料 | 9,800円 (契約してから6ヶ月経っていない場合) |
解約違約金 | 9,800円 (MNP転出料9,800円を支払う時は不要) |
最低利用期間と料金支払方法 | |
最低利用期間 | 24ヶ月:音声通話対応SIM なし:データ専用SIM、SMS対応SIM |
料金支払方法 | クレジットカード、口座振替(店頭のみ) |
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