楽天モバイルは、格安SIMでもとくに人気のあるサービスのひとつです。
テレビCMでも見かけて知名度が高いため、「格安SIMといえば楽天モバイル」というイメージの人も多いと思います。
しかし、公式WEBサイトを調べてみたものの、「どのプランを選べばいいのかわからない」「何が特徴なの?」と感じ、途中で挫折してしまった人もいるかもしれません。
今回は、楽天モバイルのプランと特徴について、わかりやすく紹介したいと思います。
楽天モバイル
楽天モバイルは、低速データ無制限のベーシックプランから月間30GBプランまで、幅広いプランを選べる格安SIMです。端末代と5分かけ放題込みで月額1,880円〜のコミコミプランも提供。料金の支払い方法として口座振替を選べるので、クレジットカードを持っていない人も安心して使えます!
あらかじめお伝えしておくと、楽天モバイルは、格安SIMをその名の通り「格安」で使いたい人から、データ通信や音声通話をたっぷり使いたい人までオススメできるサービスとなっています。
また、格安SIMの料金を口座振替で支払いたい人や、初めてのスマホを安心して使いたい人も、ぜひチェックしてほしいサービスです。
なお、楽天モバイルでスマホをお得にセット購入したいと考えている人は、以下の記事も参考にしてみてください。
参考>> 楽天モバイルのコミコミプランについて
プラン・端末が充実の楽天モバイル
楽天モバイルは、楽天市場や東北楽天ゴールデンイーグルスでも知られる楽天が提供する格安SIMサービスです。
ドコモのLTE・3Gネットワークに対応し、通信エリアはドコモと同等。全国の幅広いエリアで利用することができます。
「楽天モバイル」としてリニューアルしたのは最近であり、格安SIMサービスの中では後発組となりますが
いまではNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」と並んで、人気サービスのひとつになっています。
特徴は、プランやセット購入できるスマホが充実していること。
参考>> 楽天モバイルのおすすめ機種
また、ドコモ、au、ソフトバンクという大手3キャリアに対抗すべく、サポートサービスの充実にも力を入れています。
大容量30GBや050番号付きなど、プランが充実
まずは、楽天モバイルのプランと料金を表で確認してみましょう。
楽天モバイルのプランと料金
プラン名 | 通信速度 | データ専用SIM | 050データSIM | 音声通話対応SIM |
---|---|---|---|---|
ベーシックプラン | 送受信最大200kbps | 525円 | 645円 | 1,250円 |
3.1GBプラン | 受信最大262.5Mbps / 送信最大50Mbps (データ容量の 上限を超えると 送受信最大200kbps) | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
5GBプラン | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 | |
10GBプラン | 2,260円 | 2,380円 | 2,960円 | |
20GBプラン | 4,050円 | 4,170円 | 4,750円 | |
30GBプラン | 5,450円 | 5,520円 | 6,150円 |
高速データ容量はゼロから30GBまで選べる
ベーシックプランは、高速通信のデータ容量がなく、送受信最大200kbpsという低速なデータ通信を安い料金で利用できるプラン。
一方、受信最大262.5Mbpsの高速通信が利用できるプランは、データ容量がそれぞれ月間3.1GB、5GB、10GB、20GB、30GBとなっています。
一般的な使い方であればデータ容量は月間3.1GBで十分だと思いますが
目を引くのは、月間20GB、30GBという大容量のプラン。
外出先でYouTubeなどの動画サービスをよく視聴したりと、データ通信をたくさん使い人にも最適なプランです。
データ容量の繰り越し・シェアにも対応
余ったデータ容量は翌月に繰り越すことが可能で、さらに繰り越したデータ容量を家族や友人とシェアすることもできます。
データシェアの月額料は100円ですが、キャンペーンにより2017年7月までは無料となっています。
家族でデータ容量をシェアする場合、たとえば父親が月間30GBプランで、ほかの家族はベーシックプランというように
柔軟な組み合わせで、データ容量を効率よく分け合うことが可能です。
050番号でIP電話が使える「050データSIM」
また、各プランでは、データ専用SIMと音声通話対応SIMに加えて、SMS(ショートメッセージサービス)付きの「050データSIM」を選択できます。
050データSIMは、音声通話対応SIMよりも安い料金で、050から始まる電話番号を使えるのが特徴。
電話にはIP電話アプリの「Viber」(バイバー)を使用し、通話料は携帯電話宛が11.37円/分、固定電話宛が3.48円/分と割安になっています(1月11日現在。通話料は為替レートにより変動)。
音声通話対応SIMよりも600円近く安く、なおかつ通話料も割安なので「090番号は必要ないけど、電話は使いたい」という人には、うってつけのプランです。
音声通話対応SIMでは5分かけ放題も利用可能
音声通話対応SIMでは、090/080/070から始まる電話番号を使えて、月額850円を加えることで、5分かけ放題も利用できます。
「楽天でんわ」という電話アプリから発信すると、5分以内の国内通話が何度かけても無料。
通話時間が5分を超えたときでも、通話料を10円/30秒という通常の半額にすることが可能です。
仕事やプライベートで電話をよくかける人にとっても、通話料が高額になることなく、安心して使うことができるでしょう。
口座振替やデビットカードでの支払いに対応
主要金融機関の口座振替を利用できる
楽天モバイルは、格安SIMとしては珍しく、銀行の口座振替による料金支払いに対応しているのが特徴です。
大手キャリアでは、当たり前のように使える口座振替ですが、格安SIMではクレジットカード払いが一般的です。
そのため、「クレジットカードを作りたくない、使いたくない」といった理由から、格安SIMへの移行を諦めていた人もいるかもしれません。
楽天モバイルは、そんなクレジットカードへの抵抗がある人にもオススメできます。
口座振替が利用可能な金融機関は、三菱東京UFJ、みずほ、三井住友のメガバンクに加えて、りそな、ゆうちょ銀行、信用金庫など。
なお、口座振替では、毎月の引き落とし時に手数料100円がかかることには注意が必要です。
一部のデビットカードにも対応
楽天モバイルでは、クレジットカード感覚で使えて、銀行口座から即座に料金が引き落とされるデビットカードでの支払いにも対応しています。
利用できるデビットカードは、「楽天銀行デビットカード」「スルガ銀行デビットカード」の2つと少ないですが
さまざまな支払い方法が選べるのは、メリットのひとつといえます。
楽天ポイントが貯まる、使える
楽天の格安SIMサービスだけあって、楽天スーパーポイントを利用に応じて貯めたり、料金支払いに使えるのも、楽天モバイルの魅力です。
月々の支払いに応じてポイントが貯まる
楽天モバイルの月々の料金支払いでは、100円につき1ポイントが付与されます。
また、音声通話対応SIMを利用している場合、楽天市場でショッピングをしたときのポイントが2倍になり、より多くのポイントを貯めることができます。
さらに、中古スマホを下取りに出すことで、買取金額に加えてポイントが付与されるキャンペーンなども実施されています。
貯めたポイントを料金支払いに使える
貯めたポイントは、楽天モバイルの支払いに使うことができます。
スマホ本体やアクセサリーの購入代金はもちろん、月々の料金支払いにもポイントを利用できるのが特徴で、1ポイント(1円)単位で使うことが可能。
ポイントサービスは、大手キャリアや一部の格安SIMでも提供されていますが、月々の料金支払いにポイントを使えるのは珍しいのではないかと思います。
また、ショッピングはもちろん、電子書籍やトラベル、デリバリーなど、楽天のさまざまなサービスでポイントを利用でき、使いみちが多彩なのも特徴といえます。
楽天モバイルのデメリットは?
ここまで、楽天モバイルのプランや特徴を見てきましたが、デメリットについても確認しておきたいと思います。
端末購入代金はポイント付与の対象外
月々の支払いに応じてポイントが貯まる楽天モバイルですが、契約事務手数料3,394円と、スマホの購入代金については、ポイント付与の対象外となります。
スマホ本体はそれなりに高額なので、これにポイントが付かないのは残念なところ。
なお、スマホ代金が月額料金に含まれる「コミコミプラン」であれば、初期費用の負担を減らせるので、スマホを購入したい場合は、こちらのプランをオススメします。
口座振替では手数料100円がかかる
先ほども説明しましたが、料金の支払い方法として口座振替を利用する場合、手数料100円が毎月かかってしまいます。
クレジットカードやデビットカードによる支払いの場合は、手数料はかかりません。
そのため、口座振替はクレジットカードと比べると、少しもったいない気もしますが
支払い方法の選択肢として、口座振替が用意されているのは、評価できるのではないかと思います。
「口座振替ができる格安SIMを探していた」という人にとっては、待望のサービスといえるでしょう。
3つのオススメポイント
- 大容量30GBプランや5分かけ放題でデータ通信も音声通話もたっぷり使える
- 口座振替やデビットカードの支払いにも対応
- 楽天スーパーポイントが貯まる、使える
多彩なプランを選べる楽天モバイルは、低料金でスマホを使いたい人から、データ通信や音声通話をたくさん使いたい人まで、幅広い層にオススメできる格安SIMサービスです。
とりわけ、格安SIMを口座振替で支払いたい人や、日頃から楽天のサービスを使っていてポイントをお得に利用したい人にとっては、楽天モバイル以外を選ぶ理由がないともいえます。
自分や家族の使い方に合わせて最適なプランを選んで節約できるので、スマホの料金が安くなった分で、国内旅行ぐらいは楽しめるはず。
その際、楽天トラベルを利用すれば、ポイントも貯まって、そのポイントをスマホの料金の支払いに使えてと、一石二鳥にも、三鳥にもなりそうです。
申し込みは店舗・WEBサイトから
楽天モバイルでは、直営の楽天モバイルショップを始めとする店舗を全国に展開しています。
店舗では、申し込みやサービス内容の問い合わせのほか、実際にスマホにさわって試すことが可能です。
また、WEBサイトから申し込んだ場合でも、遠隔サポートや端末補償・修理保証サービスなどを有償で利用できるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。
公式WEBサイトはこちら>> 楽天モバイル
サービス概要
初期費用 | |
---|---|
契約事務手数料 | 3,394円 |
データ通信 | |
通信速度 | 受信最大262.5Mbps / 送信最大50Mbps |
通信速度制限 | 月間データ容量を超えた場合は 送受信最大200kbps |
データの繰り越し | 翌月まで |
容量追加パック | 100MB/300円 |
データシェア | 100円/月 |
SMS送受信料 | 国内送信 3円/通 海外へ送信 50円/通(非課税) 受信 0円 |
オプションサービス | |
5分かけ放題 | 850円/月 |
かけ放題 | 2,380円/月 |
留守番電話サービス | 300円/月 |
キャッチホンサービス | 200円/月 |
転送電話サービス | 0円/月 |
端末補償 | 500円/月 |
遠隔サポート | 500円/月 |
端末補償・遠隔サポートパック | 800円/月 |
端末修理保証 | 500円/月 |
データ復旧サービス | 300円/月 |
セキュリティ | 300円/月 |
データ復旧サービス・セキュリティパック | 500円/月 |
メール | 0円/月 |
公衆無線LAN | 362円/月 |
各種手数料 | |
SIMカード再発行 | 3,000円 |
SIMカードサイズ変更 | 3,000円 |
SIMカード交換 | 3,000円 |
MNP転出料 | 3,000円 |
解約金 | 契約解除料9,800円 (最低利用期間内の解約の場合。 コミコミプランは12,000円) |
最低利用期間と料金支払方法 | |
最低利用期間 | 12ヶ月:音声通話対応SIM 24ヶ月:コミコミプラン なし:データ専用、050データSIM |
料金支払方法 | クレジットカード デビットカード 口座振替 楽天スーパーポイント |
公式WEBサイトはこちら>> 楽天モバイル
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