ファーウェイのAndroidスマホ「P20 lite」をUQモバイルとY!mobile(ワイモバイル)のどちらで買おうか悩んでいる人も多いかもしれません。
UQモバイルとワイモバイルは、大手キャリアのサブブランドとしても知られ、高品質と低料金を両立しているのが特徴。
また、どちらのサービスにも端末代割引があり、スマホを安く購入できるのが魅力です。
UQモバイルとワイモバイルは料金プランも似ているので、どちらでP20 liteを買ったほうがお得なのか、と疑問を持つこともあると思います。
結論から言うと、P20 liteを購入するなら、ほとんどの人にとってUQモバイルが有利です。
以下で理由を詳しく説明するので、最後まで読んで参考にしてください。
P20 liteはリーズナブルな全画面スマホ
まずは、P20 liteの特徴を確認していきます。
P20 liteは、2017年に大人気となったSIMフリースマホ「P10 lite」の後継機種です。
一番目を引く特徴は、前機種から大幅刷新されたディスプレイ。端末前面がほぼすべてディスプレイという大画面の「フルビューディスプレイ」を搭載しています。
端末サイズは前機種とほとんど変わらないものの、画面サイズは約5.8インチと大幅アップ。持ちやすさはそのままに、動画や画像を大画面で楽しめるようになっています。
また、ダブルレンズのメインカメラ、顔認証のロック解除にも使えるサブカメラというカメラ機能も特徴です。
OSはAndroid 8.0を搭載。さらに、CPUはオクタコア(8コア)、内蔵メモリは4GBとハイスペック並みの仕様となっています。
P20 lite | |
---|---|
ディスプレイ | 約5.84インチ |
画面解像度 | 2280×1080 |
カメラ | メイン:約1600万画素+200万画素 |
サブ:約1600万画素 | |
OS | Android 8.0 |
CPU | Kirin 659(2.36GHz/4コア+1.7GHz/4コア、オクタコア) |
内蔵メモリ | 4GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メモリ | microSDXC 最大256GB |
寸法 | 約148.6×71.2×7.4mm |
重量 | 約145g |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
連続通話時間 | 約1,100分 |
連続待受時間 | 約350時間 |
最大下り速度 | 最大220Mbps(WiMAX 2+) / 225Mbps(4G LTE) |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac, 2.4GHz/5GHz |
Bluetooth | 4.2 LE |
防水 | × |
防塵 | × |
おサイフケータイ | × |
指紋認証/顔認証 | ◯/◯ |
テザリング | ◯ |
緊急地震速報 | ◯ |
本体価格 | 一括:28,900円 |
分割:100円+1,200円×24回 | |
マンスリー割 | 1,200円 |
月々の端末代 | 0円 |
実質負担額 | 100円 |
P20 liteはSIMフリー版も販売されており、本体価格は約3万円。iPhoneなどと比べると格段リーズナブルです。
しかし、このP20 liteをより少ない負担で手に入れるなら、UQモバイルかワイモバイルで購入したほうが良いです。
なぜなら、UQモバイルには「マンスリー割」、ワイモバイルには「月額割引」という端末代割引があり、P20 liteを安く入手できるからです。
その上で、次に説明する理由からP20 liteを購入するなら、UQモバイルを選ぶことをおすすめします。
P20 liteの価格をUQモバイルとワイモバイルで比較
まずは、UQモバイルとワイモバイルにおけるP20 liteの本体価格と実質負担額を確認してみます。
UQモバイルのP20 liteは実質100円
UQモバイルでは、P20 liteの本体価格が28,900円。分割払いの場合は、月々1,200円×24回+100円。初回のみ100円が上乗せされます。
UQモバイル | おしゃべりプラン/ぴったりプラン | ||
---|---|---|---|
コース | プランS | プランM | プランL |
月間データ容量 | 3GB | 9GB | 21GB |
基本料金 | 1,980円 (2年目以降 2,980円) | 2,980円 (2年目以降 3,980円) | 4,980円 (2年目以降 5,980円) |
本体価格 | 28,900円(初回100円+1,200円×24回) | ||
分割支払金(24ヶ月間) | 1,200円 | ||
マンスリー割(24ヶ月間) | −1,200円 | ||
月々の端末代 | 0円 | ||
合計月額料金 | 1,980円 (2年目以降 2,980円) | 2,980円 (2年目以降 3,980円) | 4,980円 (2年目以降 5,980円) |
【実質負担額】 | 100円 (初回100円+月々0円×24回) |
なお、端末代割引のマンスリー割を利用できるのは、「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」だけ。そのため、P20 liteを安く購入したいなら、この2つのプランを選ぶべきです。
参考>> UQモバイルのおしゃべりプラン・ぴったりプランを解説
マンスリー割の割引額はデータ容量別のプランS・M・Lのいずれのコースでも−1,200円。割引後の端末代は月々0円となり、実質負担額は初回の100円だけです。(追記:実質12,100円から値下げされました)
ワイモバイルのP20 liteは実質12,500円(S)または実質500円(M・L)
一方、ワイモバイルでは、P20 liteの本体価格が29,300円。分割払いの場合、月々1,200円×24回+頭金500円となります。
ワイモバイル | スマホプラン | ||
---|---|---|---|
コース | S | M | L |
月間データ容量 | 3GB | 9GB | 21GB |
基本料金 | 1,980円 (2年目以降 2,980円) | 2,980円 (2年目以降 3,980円) | 4,980円 (2年目以降 5,980円) |
本体価格 | 29,300円(頭金500円+1,200円×24回) | ||
分割支払金(24ヶ月間) | 1,200円 | ||
月額割引(24ヶ月間) | −700円 | −1,200円 | |
月々の端末代 | 500円 | 0円 | |
合計月額料金 | 2,480円 (2年目 3,480円、3年目以降 2,980円) | 2,980円 (2年目以降 3,980円) | 4,980円 (2年目以降 5,980円) |
【実質負担額】 | 12,500円 (頭金500円+月々500円×24回) | 500円 (頭金500円+月々0円×24回) |
端末代割引の月額割引は、スマホプランSとM・Lで異なっていて、実質負担額はスマホプランSで12,500円、M・Lで500円です。
結果的に、最大3GBのプランSでは、ワイモバイルの実質負担額がUQモバイルよりも1万円以上高くなっています。
一方、大容量のプランM・Lでは、割引後の端末代が月々0円になるのは同じですが、頭金が高い分、実質負担額もUQモバイルより400円高くなっています。
ドコモ・auからの乗り換えなら、ワイモバイルのP20 liteが一括100円
なお上記は、新規契約または乗り換えで、分割払いを選んだときの金額です。
ドコモ・auからの乗り換えの場合、ワイモバイルでは「一括販売特典」により、一括100円でP20 liteを購入できます。
ただし、一括100円といっても、あくまで2年間は利用することが条件。2年以内に途中解約すると、プランの違約金9,500円に加えて、端末代の違約金が最大19,999円発生します。
そのため、実質的には一括100円というよりも、「実質100円」に近いと言えます。
なお、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは「一括販売特典」の対象外。後述の通り、分割払いでも不利になっているので注意が必要です。
キャッシュバックでUQ版P20 liteが実質0円以下に
ここまでをまとめると、小容量のプランSならUQモバイルが断然有利、大容量のプランM・LでもUQモバイルが有利ということになります。
さらに、UQモバイルに申し込む際には、キャッシュバックキャンペーンを利用することが可能です。キャッシュバックを考慮すると、(真の)実質負担額は以下の通りです。
UQモバイル | |||
---|---|---|---|
コース | プランS | プランM | プランL |
P20 lite 実質負担額 | 100円 | ||
現金キャッシュバック | −10,000円 | −11,000円 | −13,000円 |
差し引き | −9,900円 | −10,900円 | −12,900円 |
(比較)ワイモバイルの P20 lite実質負担額 | 12,500円 | 500円 | 500円 |
月間3GBのプランSの場合、キャッシュバックを考慮すれば2万円以上もUQモバイルがお得です。また、月間21GBのプランL、月間9GBのプランMでも、「実質0円以下」になるUQモバイルがお得です。
また、以下のことにも注意が必要です。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは不利
なお、ワイモバイルで上記の月額割引を利用できるのは、ドコモとauからの乗り換え、または新規契約で申し込む場合のみです。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換える場合、月額割引の金額が異なります。
なぜなら、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは「機種変更」と同じ扱いになるため、月額割引が500円減額されてしまうからです。
ワイモバイル | スマホプラン(ソフトバンクから乗り換え) | ||
---|---|---|---|
コース | S | M | L |
月間データ容量 | 2GB | 6GB | 14GB |
基本料金 | 1,980円 (2年目以降 2,980円) | 2,980円 (2年目以降 3,980円) | 4,980円 (2年目以降 5,980円) |
本体価格 | 42,500円(頭金500円+1,750円×24回) | ||
分割支払金(24ヶ月間) | 1,200円 | ||
月額割引(24ヶ月間) | −200円 | −700円 | |
月々の端末代 | 1,000円 | 500円 | |
合計月額料金 | 2,980円 (2年目 3,980円、3年目以降 2,980円) | 3,480円 (2年目 4,480円、3年目以降 3,980円) | 5,480円 (2年目 6,480円、3年目以降 5,980円) |
【実質負担額】 | 24,500円 (頭金500円+月々1,000円×24回) | 12,500円 (頭金500円+月々500円×24回) |
ソフトバンクから乗り換えたときの実質負担額は、スマホプランSで24,500円、M・Lで12,500円。ドコモやauからの乗り換えと比べると、実質負担額が1万円以上も高くなってしまいます。
そのため、現在ソフトバンクを使っている人は、間違いなくUQモバイルを選んだほうがお得です。
参考>> ソフトバンクから乗り換えるならワイモバイルでなくUQモバイルを選ぶべき
ちなみに、auから同じKDDIグループのUQモバイルに乗り換える場合は、端末代割引で不利になることはありません。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは避けたほうが良いですが、auからUQモバイルへの乗り換えは全く問題ないです。
参考>> auからUQモバイルに乗り換えるべき理由とデメリット
実質負担額は2年間使い続けた場合の金額
なお、上記で述べてきたP20 liteの実質負担額というのは、あくまで2年間使い続けた場合の金額です。
マンスリー割や月額割引といった端末代割引は、2年間にわたって毎月割引されるため、途中で解約したり、機種変更した場合には、すべての割引を受けることができません。
もっとも、UQモバイルとワイモバイルのどちらも端末代割引があるプランは2年縛りであり、違約金も発生するため、2年以内に解約することはおすすめできません。
機種変更ではUQモバイルが有利
前述の通り、P20 liteを購入して2年以内に機種変更するのは、端末代割引が途中で終了してしまうため、おすすめできません。
しかし、端末代の支払いが終わった後であれば、機種変更したくなることも考えられます。
機種変更に関しては、UQモバイルが有利です。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えが「機種変更」と同じ扱いになり、月額割引が減額されるというのは既に述べた通り。
同様にワイモバイルで機種変更すると、月額割引が減額され、新規契約や乗り換えよりも端末代が高くなってしまいます。
一方、UQモバイルでは、機種変更でも実質100円で購入できる機種があります。
2年後の機種変更という先の話まではあまり考えられないかもしれません。ですが、乗り換えたからには同じ会社で長く使い続けたいという人は、考慮しておくといいでしょう。
音声通話はワイモバイルが有利
音声通話に関しては、ワイモバイルがUQモバイルよりも若干有利です。
ワイモバイルのスマホプランでは、通話は10分かけ放題となっています。
一方、UQモバイルでは、おしゃべりプランは5分かけ放題、ぴったりプランは指定時間の無料通話が付いています。
音声通話比較 | プランS | プランM | プランL | |
---|---|---|---|---|
UQモバイル | おしゃべりプラン | 国内通話 5分かけ放題 | ||
ぴったりプラン | 無料通話 60分 | 無料通話 120分 | 無料通話 180分 | |
ワイモバイル | スマホプラン | 国内通話 10分かけ放題 |
5分を超える通話をよくかける人なら、ワイモバイルを選んだほうがいいかもしれません。
しかし、UQモバイルのメリットは無料通話付きのぴったりプランも選べるということです。
10分以上の長電話を少ない回数だけかけるという人は、UQモバイルのぴったりプラン最適です。
またUQモバイルでは、おしゃべりプランとぴったりプランは相互にプラン変更が可能。プラン変更手数料は無料で、翌月から新しいプランに切り替えられるので、使い方に応じて自分に合ったプランを選べます。
通話の面ではワイモバイルが有利ですが、5分を超える電話をかけることが少ない人や、電話かける回数自体が少ないという人なら、他の部分でメリットが多いUQモバイルを選んだほうが良いです。
まとめ
以上をまとめると、
ドコモ・auからの乗り換えで、なおかつ音声通話をよく使う人は、ワイモバイルでP20 liteを買ったほうが良いかもしれません。
しかし、それ以外のすべての人は、P20 liteを買うならUQモバイルを選ぶべきです。端末代とキャッシュバックを考慮した場合、UQモバイルのほうがP20 liteをよりお得に入手できるからです。
また、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは端末代が高くなって不利である点にも注意が必要です。
なお、UQモバイルのキャッシュバックキャンペーンの詳細は、以下の記事で確認できます。
>> 当サイト限定、UQモバイル申し込みで現金キャッシュバック
たとえば、おしゃべりプランのSなら10,000円、Mなら11,000円がキャッシュバック。
実質100円でP20 liteを購入して、さらに1万円以上のキャッシュバックがもらえます。
月々のスマホ料金を安くしつつ、ダブルレンズカメラ搭載のP20 liteを手軽に入手したいなら、このチャンスを逃さないようにしてください。
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