春からの入学・進級をきっかけに、中高生の子供にスマホを持たせようと考えている人も多いと思います。
しかし、ただでさえ高額な月々のスマホ代がもう1人分(あるいは2人分以上)増えるのは、家計にとってかなり重い負担になってしまいます。
そこで、家計におけるスマホ代を節約したいのなら、家族全員で格安SIMに乗り換えるのが一番おすすめです。
ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアから格安SIMに乗り換えれば、1人増えても月々のスマホ料金を以前よりも安くできます。
格安SIMの中には、キャリアのように学割や家族割引を提供しているサービスもあり、それらを選べば、よりお得に乗り換えることが可能です。
この記事では、学割を実施していて、家族で乗り換えやすい格安SIMをまとめて紹介していきます。
(6/3追記:各社の学割キャンペーンは受付終了しました)
UQモバイルの学割は学生と家族が最大3ヶ月無料
- 学生と家族の月額料金が最大3ヶ月無料
- 対象は5歳〜18歳
- 2019年5月31日まで
KDDI(au)傘下のUQモバイルでは、学生とその家族がお得に乗り換えられる「ファミゼロ学割」を実施しています。
UQモバイルの主力プランである「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」が学割の対象となっていて、その他のプランの「データ高速+音声プラン」などは学割の対象外です。
たとえば、おしゃべりプランのSは、5分かけ放題が付いて、月間データ容量が3GBで、月額1,980円(2年目以降は2,980円)。
学割によって、キャンペーン期間中に新規申し込みした学生とその家族の月額料金が最大3ヶ月無料になります。なお、“学生”の定義は5歳〜18歳までであることで、実際に学生かどうかは関係ありません。
また、この春に入学する新中高生であれば、月額料金が最大5ヶ月無料になります。
UQモバイルには家族割引もあり、2人目以降の家族の月額料金が毎月500円引きになります。そのため、学割による無料期間が終了しても、毎月500円引きで利用可能です。
学割のもうひとつの特典として、増量オプション(月500円)の通常2年間の無料期間が、学生であれば次の機種変更まで無料になります。新規申し込み時に購入したスマホを2年以上使い続ける場合にお得です。
なお、UQモバイルの公式オンラインショップでは、未成年の申し込みができません。そのため、保護者が契約者となり、子供を利用者として申し込むことで、学割の対象にすることが可能です。
UQモバイルのファミゼロ学割の受付期間は2019年5月31日までです。
>> 【限定】UQモバイルで最大18,000円キャッシュバックキャンペーンが実施中
ワイモバイルの学割は大容量プランが1年間1,000円引き
- スマホプランM、Lが1年間1,000円引き
- 5歳〜18歳までの学生と家族が対象
- 2019年5月31日まで
ソフトバンクの格安ブランドであるワイモバイル(Y!mobile)でも「ワイモバ学割」を実施しています。
学割の対象となるのは、5歳〜18歳までの新規申込者。実際に学生である必要はありません。
またUQモバイルと同様に、学生の家族の新規申込者も学割の特典を受けられます。
ワイモバイルの学割では、スマホプランM(9GB)、L(21GB)の月額料金が最大13ヶ月間、1,000円引きとなります。
その結果、たとえばスマホプランMであれば1年目は月額1,980円となり、スマホプランS(3GB)の料金で9GBのデータを使うことが可能です。
なお、スマホプランSは学割の対象外なので、割引を受けられません。
ちなみに、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え(MNP)は、「番号移行」といって機種変更と同じ扱いになり、スマホの端末代が高くなるデメリットがあります。
しかし、今回の学割では、ソフトバンクからの乗り換えも学割の対象なので、ひとまずスマホを購入しないのであれば、デメリットはありません。
なお、ワイモバイルの公式オンラインストアでは、未成年者自身が申し込むことができず、保護者による契約が必要です。
ワイモバイルの学割の受付期間は、2019年5月31日までです。
公式サイトはこちら>> ワイモバイル
イオンモバイルの学割は3年間データ1GB増量
- データ容量が3年間毎月1GB増量
- 25歳以下の新規申込者が対象
- 2019年5月7日まで
イオンモバイルでは、3年間のデータ容量を増量する「3年学割」キャンペーンを実施しています。
イオンモバイルに新規契約、乗り換え(MNP)する25歳以下のユーザーが対象。25歳以下なら大学生や新社会人などでも利用可能です。
月間2GB〜8GBの各プランが対象となり、基本料金は変わらず、月間データ容量が3年間、1GB増量されます。
たとえば、月間2GBのプランが月間3GBに増量され、月額料金は1,380円のまま。他社よりも月々200円〜300円程度安くなります。
また、1GB増量のプランとスマホをセットにした「学割セット」も提供。
端末代が月々1,000円×24回のファーウェイ製「nova lite 3」と月間3GBプランの組み合わせなら、端末代込み月々2,380円で利用可能です。
イオンモバイルの学割キャンペーンの受付期間は2019年5月7日まで。
公式サイトはこちら>> イオンモバイル
TONEモバイルは学割で月額料金が3ヶ月無料
- 月額料金が3ヶ月無料
- 19歳以下の新規申込者が対象
- 2019年5月31日まで
TSUTAYAのスマホとして知られ、独自端末も展開するTONEモバイルでも学割を実施しています。
TONEモバイルの学割は19歳以下の新規申込者が対象。月額料金が3ヶ月無料になります。
TONE独自のAndroidスマホを購入するプランでは、月額料金は1,000円。また、iPhoneを持ち込んで使えるiPhone用SIM単体のプランは月額1,500円。これらが3ヶ月無料になります。
なお、TONEモバイルの通常プランでは050番号のIP電話しか使えないので、090番号のオプションを付ける場合、月々950円が上乗せされます。
また、iPhone用SIM単体のプランでは、保護者もTONEモバイルを使っていない場合は、月々+200円になるので注意が必要です。
TONEモバイルの学割の受付期間は2019年5月31日までです。
公式サイトはこちら>> 月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】
どの格安SIMの学割が一番お得か?
各社の学割で注目すべきは、UQモバイルとワイモバイルでは、学生と家族がどちらも学割の対象になることです。家族で乗り換えることで、よりお得になります。
なお、ワイモバイルはソフトバンク、UQモバイルはKDDI(au)グループの格安ブランドとなっていて、他の格安SIMと比べて、通信速度が速いことが特徴です。
また、月額料金はやや割高で、2年契約(2年縛り)もありますが、端末代の割引があり、スマホを安く買えるのが魅力となっています。
ただし、月間3GBのプランでは、ワイモバイルは学割が適用されません。そのため、そこまでデータ通信を使わず、大容量が必要ないという人ならUQモバイルを選んだほうが良いです。
一方、家族で乗り換えるのではなく、子供だけに格安SIMを使わせたいなら、料金プランがシンプルで安いイオンモバイルが選択肢になるかもしれません。
また、090の電話番号が必要なく、050番号を使って、とにかく子供のスマホ料金を安く抑えたいなら、TONEモバイルを選ぶと良いでしょう。
なお、学割の受付期間は、UQモバイルとワイモバイル、TONEモバイルが5月31日まで。イオンモバイルは5月7日までです。
学生のスマホ契約がお得になるこの時期に、子供や家族全員の格安SIMへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
コメント