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ドコモの値下げプラン「ギガライト」がそれでも安くない理由。家族3人以上でなければ不利

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ドコモは6月1日より、新料金プラン「ギガライト」「ギガホ」を提供開始しました。

月々のスマホ料金を安くしたくて、ドコモを使い続けるか、それとも格安SIMに乗り換えるか迷ってる人にとっては、

  • ドコモの新料金プランは本当に安いのか?
  • 従来プランと何が違うのか?
  • 新料金プランのメリット・デメリットを知りたい

といったことが気になると思います。

そこで、この記事ではドコモの「ギガライト」「ギガホ」について解説していきます。

結論から言うと、「4割値下げ」を謳っているドコモの新料金プランですが、実は、あまり安くなっていません。依然として、格安SIMの方が安くてお得です。

以下で、詳しく述べていくので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ドコモ新プラン「ギガライト」「ギガホ」の概要

ドコモが6月1日より提供開始した新料金プランが「ギガライト」「ギガホ」です。

ギガライトは、従来の「ベーシックパック」と同じようなデータ使用量で料金が変わる段階制のプラン。

月間データ使用量月額料金備考
~1GB2,980円7GB超過後は最大128kbps
1GB超~3GB3,980円
3GB超~5GB4,980円
5GB超~7GB5,980円
(参考:ギガホ)
30GB
6,980円30GB超過後は最大1Mbps

たとえば、ギガライトでデータ使用量が月間1GB以下なら月額2,980円、1GB超〜3GB以下で月額3,980円などとなっています。

一方のギガホは、月間30GBまでのデータが使えて料金が一定の定額制プラン。月額料金は6,980円です。

「みんなドコモ割」で最大1,000円の家族割引

ギガライトとギガホでは、「みんなドコモ割」という家族割引を利用できます。

家族で同じ「ファミリー割引」グループに入っていて、ギガライトまたはギガホを契約していることが条件で、家族2人ならそれぞれが月々500円引き、3人以上ならそれぞれ月々1,000円引きとなります。

月間データ使用量1回線2回線3回線以上
みんなドコモ割−500円−1,000円
~1GB2,980円2,480円1,980円
1GB超~3GB3,980円3,480円2,980円
3GB超~5GB4,980円4,480円3,980円
5GB超~7GB5,980円5,480円4,980円
(参考:ギガホ)
30GB
6,980円6,480円5,980円

なお、ドコモの家族割引は、代表回線の契約者の3親等以内であれば利用可能。離れて暮らしている場合でも利用でき、支払い口座を別々にすることもできます。

ギガライトとギガホは超過後の制限速度に違い

また、ギガライトとギガホは、〜7GBまでの段階制プランと30GBの定額制プランという違いのほかに、データ容量を使い切ったときの制限速度が異なるという違いもあります。

具体的には、ギガライトではデータ使用量が7GBを超えると、通信速度が送受信最大128kbpsに制限されますが、ギガホでは30GB超過後でも送受信最大1Mbpsで利用可能。

最大128kbpsではYouTubeなどの動画の視聴が難しくなりますが、最大1Mbpsであれば動画もストレスをそれほど感じることなく視聴できるでしょう。

従来プランよりもシンプルな料金体系に

ギガライトとギガホで、従来のプランと大きく異なっている点が、複数の料金を一つにまとめてシンプルになったことです。

従来プランでは、基本料金・パケット料金・ISP料金(spモード)の3つの項目があり、それらを合計しないと月々の月額料金が分かりませんでした。

しかし、ギガライトとギガホでは、月額料金にパケット料金、基本料金、ISP料金がすべて含まれています。そのため、従来よりも分かりやすくなったと言えます。

端末購入補助のない完全分離プランへ

また、電気通信事業法の改正により、2019年秋から端末の購入補助が禁止されることに伴い、それに合わせたプランになっているのも特徴です。

端末代と通信料金を別々にした、いわゆる「分離プラン」と呼ばれるので、従来の「端末購入サポート」や「月々サポート」といった端末購入補助は廃止されています。

36回の分割払いで端末を購入し、その端末を返却した場合に、3分の1(最大12回分)の支払いがチャラになる「スマホおかえしプログラム」も開始されましたが、2年毎にスマホを買い替えなければメリットがない仕組みです。

基本的に端末代は高くなるので、新料金プランで月額料金は多少安くなるかもしれませんが、端末代を含めたトータルの料金では高くなる可能性があり、注意が必要です。

格安プランの「docomo with」は終了

また、ドコモの格安スマホ対抗プランと言える「docomo with」は新規受付が終了しました。

docomo withは、指定の機種を購入した場合に、その端末を使い続けている限り、月額料金から月々1,500円がずっと割り引かれるというもの。

従来のベーシックシェアパックでdocomo withを利用した場合、最低料金は月額1,980円(1人あたり)でした。

今回のギガライトでも、家族3人以上なら最低料金が同じく月額1,980円になることから、ある意味、docomo with分の割引を機種の条件なく広げただけ、とも言えます。

ドコモ新料金プランの注意点

データ使用量の上限が決められない

月々のスマホ料金を安くしたい人であれば、ドコモの新料金プランでの選択肢は段階制のギガライトになるでしょう。

しかし、ギガライトは従来のベーシックパックと同様に、データ使用量の上限を自分で決められないことが要注意です。

具体的には、データ使用量が1GBまでなら月額2,980円ですが、1GB超〜3GBなら月額3,980円。

さらに、データを使い過ぎた場合は、上限7GBの5,980円まで、段階的に料金が上がり続けます。

「何GBでストップして、以降は制限速度で」といった設定ができないので、使えば使うほど料金が高くなってしまう可能性があります。

また、月間5GB超を使うと月額5,980円になり、ギガホの月額料金(6,980円)との差は1,000円なので、これなら30GBのギガホが魅力的に感じます。

つまり、結局は月間30GBのギガホを選ばせて、一人当たり6,000円〜7,000円は料金を払わせたいといったドコモの意図が透けて見えます。

家族3人以上が有利。単身者や夫婦には不利

また、ギガライトでは家族3人以上で使った場合の割引料金である「月額1,980円」をアピールしていて、3人以上で毎月1,000円引きで使うことが“スタンダード”となっています。

1人で使う場合は割引がなく、2人の場合は半分の毎月500円引きにしかなりません。

そのため、1人暮らしの人や、夫婦だけの世代、子供が小さくてまだスマホを持たせる必要がない家庭にとっては不公平なプランと言えます。

また、たとえば3人家族の人が利用する場合も、誰かが他のキャリアを使っている場合は不利になるので、家族全員でドコモを使わせたいという囲い込みの意図も見えます。

通話かけ放題は別料金が必要

なお、ギガライトとギガホは家族間の通話料は無料ですが、それ以外の通話は20円/30秒の通話料がかかり、かけ放題は付いていません。

かけ放題はオプションとなっていて、5分以内の通話がかけ放題の「5分通話無料オプション」が+700円、完全かけ放題の「かけ放題オプション」をつけると+1,700円です。

そのため、たとえばデータ使用量が3GBで、5分かけ放題を付けると月額4,680円となり(家族割引を使わない場合)、それほど安くないことが分かります。

実質的な2年縛りは変わらない

ギガライトとギガホでは、従来から評判が悪い“2年縛り”は依然として残ったままです。

自動更新型の2年契約となっていて、3ヶ月間の更新期間以外に解約すると違約金が9,500円がかかります。

なお、定期契約なし(2年縛りなし)で契約することも可能ですが、その場合は月額料金が1,500円も上乗せされてしまいます。

そのため、現実的には2年縛り以外は選びにくいことが続いています。

違約金規制で値上げの可能性も

なお、改正電気通信事業法の具体的なルールとして、総務省が公表している省令案では、2019年秋以降、2年縛りの違約金を上限1,000円に規制するとしています。(すでに契約中のプランについては対象外)

そのため、ドコモでも2年縛りの違約金は1,000円以下に変更される見通しです。

しかし、現状でも2年縛りがないプランの料金が高くなっている通り、現行プランは2年間使われる(あるいは違約金で回収する)ことを前提に、料金を安くしています。

そのため、違約金が1,000円以下になったり、違約金が撤廃された場合には、料金が値上げされる可能性があります。

6月からスタートしたばかりの新プランですが、今後の動向からも目が離せません。

まとめ

ドコモの新料金プランのギガライトは、月額1,980円〜と謳っていますが、段階制プランとなっていて、自分でデータ使用量の上限を決められないのがデメリットです。

また、月額1,980円というのは、家族3人以上で使って1,000円引きになった場合の料金であり、個人や夫婦で利用したい人にとっては不公平となっています。

さらに、5分かけ放題や完全かけ放題は別料金になっているので、通話もデータ通信もほとんど使わない人でなければ、月額1,980円では使えません。

「4割値下げ」として注目されたドコモの新料金プランですが、結果的にはそれほど安くなってはいないので、スマホ料金を安くしたいのであれば、現状でも格安SIMに乗り換えたほうが得策と言えます。

当サイトに記載されている金額は、注釈がないかぎり税抜表示です。

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