これまでドコモ回線で格安SIMを提供してきたBIGLOBEモバイルが、au回線に対応した格安SIMの提供を開始しました。
BIGLOBEモバイルに申し込む際には、ドコモ回線に対応したドコモSIMと、au回線に対応したau SIMを選べるようになります。ドコモSIMとau SIMのどちらを選べば良いのか迷っている人もいるかもしれません。
しかし結論としては、よほどの事情がない限り、ドコモSIMを選んだ方が良いです。以下で、au SIMの注意点を解説していきます。
SIM選びで後から後悔することがないように、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
au SIMはLTEのみ対応。3Gが使えない
BIGLOBEモバイルのau SIMは、マルチサイズSIMと言うau VoLTEに対応したSIMカードになります。
マルチサイズSIMは、auの4G LTE回線のみが利用できて、3G回線が使えないことに注意が必要です。もっとも、auの4G LTEは全国の人口カバー率が99%超なので、利用エリアとしては3Gが使えなくても大きな問題はありません。
しかし、auから購入したスマホでも、VoLTEに対応していない古い機種では、VoLTE対応のマルチサイズSIMが使えないことが大きな問題です。たとえば、iPhone 6以前の機種ではマルチサイズSIMは使えません。
また、VoLTEに対応するauのスマホは、au回線の格安SIMで使う場合でも、SIMロックの解除が必要になります。auのスマホだからau回線の格安SIMならSIMロックを解除せずに使える、と言う訳では無いことに注意してください。
なお、VoLTE対応のauスマホでも2017年8月1日以降に発売された端末であれば、au回線の格安SIMで使うにあたりSIMロックの解除が不要になっています。たとえば、iPhone8などの場合、SIMロックを解除せずにau回線の格安SIMで使うことができます。
使用できるSIMフリー端末が限られる
BIGLOBEモバイルのau SIMは、使用できるSIMフリースマホが限られていて、au VoLTEに対応している端末でしか使えません。
au VoLTEに対応するSIMフリースマホも増えていますが、ドコモSIMで使える端末と比べると数は少ないです。
BIGLOBEモバイルが販売しているSIMフリースマホでも、au SIMでは使えない端末が複数あります。たとえば、「HUAWEI nova lite」「VAIO Phone A」「Moto G5」などは、ドコモSIMのみで利用可能です。
一部のiPhoneでテザリングが使えない
iPhone 6s / SE / 7といった機種では、ドコモ・au・ソフトバンク版に関係なく、どのキャリアの端末もSIMロックを解除すれば、BIGLOBEモバイルのau SIMで使うことができます。
しかし、au SIMを装着した場合、iPhone 7以降では「テザリング」が使えません(iPhone 6s / SEでは利用可)。
一方、BIGLOBEモバイルのドコモSIMなら、ドコモ版のiPhoneはSIMロック解除無しで利用可能。au・ソフトバンク版のiPhone 6s / SE / 7は、SIMロックを解除すれば使うことができます。
さらに、ドコモSIMなら、いずれのiPhoneでもテザリングを利用できます。iPhoneでテザリングを使いたいなら、ドコモSIMを選んだほうが良いです。
データ専用プランがない
BIGLOBEモバイルのau SIMのプランでは、データSIMでもSMSが必ず付いてきます。SMS無しのデータ通信専用のプランはありません。
同じくドコモ・au回線のマルチキャリア対応であるmineo(マイネオ)の場合、SMS無しプランがない分、au SIMのほうがドコモSIMよりも月額料金が安くなっています。
しかし、BIGLOBEモバイルの場合は、SMSや音声通話が付いたプランでも、ドコモSIMとau SIMの月額料金は同じ。料金面でもau SIMは有利になっていません。
データ通信だけで十分という人であれば、ドコモSIMのほうが安い料金で利用できますし、SMSや音声通話が付いたプランでもau SIMを選ぶメリットはありません。
エンタメフリーオプションが100円高くなる
BIGLOBEモバイルの目玉ともいえる機能が、YouTubeやAbemaTVをデータ消費せずに視聴できる「エンタメフリーオプション」(月480円)です。
ドコモSIMでは、エンタメフリーオプションと音声通話SIMを同時に申し込むことで、キャンペーンで2年間は毎月100円引きの380円で利用できます(2018年2月4日までの申し込みが対象)
しかし、au SIMはキャンペーンの対象外。エンタメフリーオプションの割引を受けられずにオプション利用料は480円のままで、ドコモSIMより100円高くなってしまいます。
参考>> BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションの詳細解説
BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションに魅力を感じている人も、ドコモSIMを選んだほうが良いでしょう。
まとめ
・auのスマホでもSIMロックの解除が必要
・利用できるSIMフリー端末が限られる
・iPhoneでテザリングが使えない
・データ専用プランがなく、料金面でのメリットもない
・エンタメフリーオプションが100円高くなる
以上のような理由で、BIGLOBEモバイルでau SIMを選ぶメリットはほとんどありません。
au SIMを選んだほうが良いケースは、生活圏内においてau回線のエリアが他のキャリアより優れていると実感している場合、SIMロックを解除してでもauのVoLTE対応スマホを使いたい場合、の2つに限られるでしょう。それ以外の人なら、迷うことなくドコモSIMを選ぶべきです。
たとえば、au版のiPhone 7なら、au SIMとドコモSIMのどちらで使うにしろSIMロックの解除が必要です。なおかつ、ドコモSIMではテザリングが使えますが、au SIMではテザリングができません。つまり、たとえauで買ったiPhoneでも、ドコモSIMを選んだほうが良いということになります。
なお、BIGLOBEモバイルでは、SIMカード単体の申し込みでも10,800円がもらえるキャッシュバックキャンペーンを実施中です。
詳細記事>> BIGLOBEモバイルのキャッシュバックキャンペーンについて
キャンペーン期間は2018年4月1日まで。BIGLOBEモバイルのドコモSIMとau SIMで迷っていたなら、今すぐドコモSIMに決めて、キャッシュバックでお得に申し込めるこの機会を逃さないでください。
公式サイトはこちら>> BIGLOBEモバイル
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