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auの新ピタットプランはどこが変わったのか? それでも安くない理由

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auは6月1日より、新料金プラン「新auピタットプラン」の提供を開始しました。

新auピタットプランは、従来プランと比べて「最大4割値下げ」を謳っているのが目玉。

現在auを利用していて、格安SIMへ乗り換えるか、それともauを続けるか迷っている人なら、以下が気になると思います。

  • 新auピタットプランはどこが変わったのか?
  • 新auピタットプランは本当に安いのか?
  • 結局、格安SIMとどちらが得なのか?

結論から言うと、4割値下げというのは家族3人以上での利用が前提であり、それ以外の人にとってはあまり安くなっていません。

月々のスマホ料金を安くしたいのであれば、依然として格安SIMを選んだほうが良いです。

この記事では、新auピタットプランの特徴や注意点について、詳しく解説していきます。

auピタットプランがドコモに対抗して刷新

6月1日から提供開始された「新auピタットプラン」は、その名の通り、従来のピタットプランを刷新したものです。

政府の“4割値下げ”要請によって、ドコモが新料金プランの「ギガライト」「ギガホ」を発表したため、auがそれに対抗したというのがプラン刷新の背景。

新auピタットプランは、従来のピタットプランと同様に、データ使用量に応じて料金が変わる段階制のプランとなっています。

後述するように、家族割引が導入されたことで、固定回線をセット利用していなくても、割安な料金で使えるようになったことが特徴です。

なおauでは、段階制の新auピタットプランのほかに、データ容量が月間7GBの「auフラットプラン7プラス」、データ使用量の上限のない「auデータMAXプラン」という定額制プランも同時に発表しています。

新auピタットプランの変更点

データ使用量の上限が7GBに

新auピタットプランは、データ使用量が1GBまでは月額2,980円、4GBまでは月額4,480円、上限の7GBまでは月額5,980円という3段階のプランとなっています。

データ使用量が7GBを超過すると、通信速度が送受信最大128kbpsに制限されます。

従来のピタットプランでは、データ使用量の上限が20GBとなっていたため、データを使いすぎた場合、月額料金が6,480円になってしまう可能性がありました(シンプルの場合)。

 新プラン旧プラン
〜1GB2,980円2,980円
〜2GB4,480円3,980円
〜3GB4,980円
〜4GB5,980円
〜5GB5,980円
〜6GB6,980円
〜7GB
〜20GB

しかし、新プランではデータ使用量の上限が7GBなので、データを使いすぎても月額5,980円までにしかなりません。そのため、ある程度は良心的になったと言えます。

家族割プラスで最大1,000円引き

また新auピタットプランでは、「家族割プラス」という家族割引が新たに導入されました。

家族割プラスは、対象プランに加入する家族の人数に応じて、それぞれの月額料金が割引されるサービス。

家族2人で利用する場合は1人あたり月々500円引きとなり、3人以上で利用する場合は月々1,000円引きとなります。

 新プラン旧プラン(シンプル)
基本料金家族割プラスauスマートバリュー基本料金auスマートバリュー
〜1GB2,980円3人以上 −1,000円
(2人 −500円)
2,980円
〜2GB4,480円−500円3,980円−500円
〜3GB4,980円−1,000円
〜4GB5,980円
〜5GB5,980円
〜6GB6,980円
〜7GB
〜20GB

たとえば、家族3人で利用した場合、データ使用量が1GB以下だった人は、月額料金は1,980円です(通話料は別)。

固定セット割のauスマートバリューは一部減額

家族割プラスが導入された一方で、インターネットの固定回線とのセット割である「auスマートバリュー」は一部減額となっています。

旧プランのauピタットプラン(シンプル)では、データ使用量が1GB超なら500円引き、2GB超なら1,000円引きとなっていましたが、新プランではデータ使用量が1GB超で一律500円引きとなりました。

そのため、auひかりなどの固定回線をセット利用している人にとっては、お得感が薄れたと言えます。

新auピタットプランの注意点

データを1GB超使うと結局高い

なお、新auピタットプランの最低料金である月額2,980円(家族3人以上で月額1,980円)というのは、あくまでデータ使用量が月間1GB以下の場合の金額。

データ使用量が1GBを超えると月額4,480円となってしまい、1,500円も高くなります。

また、データ使用量が4GBを超えると月額5,980円となり、月間7GBで定額のフラットプラン7プラスの料金(月額5,480円)よりも高くなってしまいます。

つまりデータ使用量が1GB以下の人であれば安いプランとなっていますが、毎月5GB程度のデータを使う人なら、フラットプラン7プラスを選んだほうがお得。

結局のところ、7GBのフラットプラン7プラスを割安に見せて選ばせることで、「最低でも月々5,000円以上は利用者に払わせたい」といったauの意図が見え隠れしています。

通話かけ放題はオプションで別料金

また、データ使用量が1GB以下で月額2,980円のというのは、通話料は別となっていて、通話かけ放題はついていません。

通話料は電話をかけるごとに20円/30秒の通話料が発生します。

かけ放題はオプションで付けることが可能で、5分かけ放題の通話定額ライトは+700円(1年間は+500円)、完全かけ放題の通話定額は+1,700円となっています。

たとえば、5分かけ放題を付けて、データを月間3GB程度使った場合、月額料金は5,148円です。

3人以上の家族を優遇。1人暮らしや夫婦世帯は不利

前述の通り、家族割プラスによって家族3人以上で利用するなら月々1,000円引きになります。

しかし、家族2人の場合は半分の500円引きにしかならず、1人だけで利用する場合は割引がありません。

そのため、1人暮らしの人や夫婦だけの世帯、子供がまだ小さい家庭などにとっては不公平なプランとなっています。

また、auの家族割プラスは「同居している家族」が適用条件となっている点にも注意が必要です。

ドコモの家族割引では、離れて暮らす家族でも利用可能なので、auの家族割プラスは条件がより厳しく、ハードルが高いと言えます。

プラン刷新でも2年縛りは存続

なお、「データ使用量1GB以下で月額2,980円〜」は、いわゆる“2年縛り”である自動更新型の2年契約を選んだ場合の料金です。

2年契約の満了時の更新期間以外に解約すると、違約金9,500円が発生してしまいます。

2年縛り(定期契約)のないプランも選べますが、その場合は月額料金が1,500円上乗せされて、データ使用量1GB以下で月額4,480円〜となります。

そのため、現実的には「2年縛り以外は選びづらい」状況と言えます。

なお、電気通信事業法の改正に伴い、詳細なルールを定めた総務省の省令案によると、2019年の秋以降は「2年縛りの違約金が1,000円以下」に規制される見込みです。

既に契約中のプランの違約金が変更されるわけではありませんが、auでも今後、違約金を1,000円以下にした新プランが登場する可能性が高いです。

結局、ワイモバイルやUQモバイルが安い

新auピタットプランについて見てきましたが、結局のところ、データを使い過ぎると料金が高くなるなどの段階制プランのデメリットは解消されていません。

そのため、従来プランと同様に、キャリアのサブブランドであるワイモバイル(Y!mobile)やUQモバイルのほうが依然として、安くてお得です。

新auピタットプランは「最低料金が月額1,980円」と謳っているものの、それは
家族3人以上でauを使っていて、データ使用量が月間1GB以下で、なおかつ通話かけ放題を付けない場合の金額。

同居する家族が3人以上の時点でハードルが高いですが、加えて、データも通話もほとんど使わないなら、もはやスマホを持つ必要がないと言えます。

一方、ワイモバイルとUQモバイルは、キャリアのサブブランドとして、よく似た料金プランとなっているのが特徴です。

データ容量が月間3GBのプランは、5分かけ放題(または10分かけ放題)が付いて、月額1,980円(2年目以降は2,980円)。

参考>> UQモバイルのおしゃべりプラン・ぴったりプランを解説

データも通話も使いつつ、料金を安くしたいのであれば、ワイモバイルかUQモバイルを選んだほうが良いです。

参考>> ワイモバイルのスマホプランは、10分かけ放題付きで月額1,980円〜

まとめ

新auピタットプランは、データも通話もほとんど使わずに、同居の家族3人以上で利用したい人にとっては、安くなる可能性がある料金プランです。

しかし、夫婦2人で使いたい人や一人暮らしの人にとっては不利。さらに、データ使用量に応じて料金が変わる段階制プランであること、通話かけ放題を付けるには追加料金が必要になることには注意が必要です。

従来のピタットプランからそれほど変わっていないので、現在auを利用していて、スマホの料金を節約したいなら、ワイモバイルやUQモバイルなどの格安SIMに乗り換えるべきでしょう。

当サイトに記載されている金額は、注釈がないかぎり税抜表示です。

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